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インプラント吉岡歯科医院のポリシー
表面的なご機嫌伺いはせず、将来にわたり、患者様の役に立つ、治療を心がけています。
医院のポリシー
人生は巡り会いです。ひとりの人が、生涯に何人の歯科医師の治療を受けるのでしょうか?
貴方にとって、私との出合いが、神に感謝する出来事になるように、日々努力しています。
私は貴方の健康と、快適な生活に対して、誠意をもって全力で取り組むことを約束します。
私のポリシー
私のポリシーは後悔しないことです 。 よって日々の行動は考えた上で後悔しない選択をしています。 人として後悔しない生き方としては「誠意をもって人と接すること」「常に誠実であり、嘘をつかないこと」「いいかげんなことをしないこと」。 院長である吉岡喜久雄が、歯科医師として後悔しないこととは「十分な配慮をして、全力で仕事にあたる」ことです。 神様が私に下さった仕事を誠実に全力で成し遂げること。(私は特定の宗教に入っている訳ではありません ^-^; ) これが私の生きる道だと本気で思っています。私にこの考え方を埋め込んだ師匠は川村貞行先生です。患者様に畏敬の念で接し、プロフェッションとして生きることを説いた先生です。
私は患者様に「素晴らしい」とお褒めの言葉をいただくことは望んでいません。プロと呼ばれる職業は他人から評価されなくても、感謝されなくても、やるべきことを誠実に正確にこつこつ継続することが重要で人目ばかり気にする人気取りになりたくはありません。
現在の日本の医療業界は難しい局面を迎えています。医療は格段と進化しましたが、最先端の最高の医療を行うのには莫大なコストがかかります。新しい技術を習得する為には、本を読んだだけでマスターする訳にはいかず、海外の医療機関や講習会、学会に足を運んで勉強しトレーニングをする必要があります。現場に足を運ぶことが重要なのです。私自身年間100日くらいは研修の為、医院にいないのが現状です。自分の医院にこもって過去の実績と技術にすがって診療していると、あっという間に過去の遺物になってしまいます。現代のインプラント治療をはじめとする歯科治療は10年前から比較すると劇的に進歩しています。顕微鏡、CT、CADCAM、セレック、3Dプリンタ、無菌手術室、All-on-4などテクニックや設備の技術革新は患者様に確実で安全な医療に大きく貢献しています。吉岡歯科医院では医療設備と医療環境に莫大なコストをかけて患者様の治療あたっています。インプラントはインプラント本体表面の進歩により、ここ10年で全く別ものとなりました。少ない骨量でもインプラント治療が可能になった訳です。しかし、その反面、きちんとしたした診断や手術手技を遵守しなくても、とりあえずインプラントで咬めるという、完成度の低い治療が横行するようになってきました。きちんとしたメーカーのインプラントとメーカー純正パーツを使用し、腕の良い技工所に技工物を発注すればを原価で10万円を切ることはありません。滅菌を遵守し、清潔不潔のルールを遵守し、診断と治療計画に十分な時間をかければ一日に何人もの患者様を手術することは不可能です。年間2000本以上のインプラント埋入実績を誇示する先生がいますが、よほどの天才か、よほどいい加減な治療をしているか、嘘つきかのどれかです。インプラントを行う医院は増えていますが、現代の医療水準に見合ったきちんとしてインプラント治療をおこなっている医院は一握りしかいません。私はその一握りになる為に日々努力しています。
素晴らしい医療機関とは
医療機関はバーやクラブの様に会話やコミュニケーションを提供する場所ではありません。近頃は医療機関にも患者サービスという概念が持ち込まれ、医療機関を対象とした接遇セミナーが流行しています。挨拶や御辞儀の仕方や笑顔の作り方などの講習が行われています。患者目線に立った対応は確かに重要ですが、歯科医院のように20人以下の従業員規模の医療機関では「安全で確実な治療」が最優先だと思います。接遇に過剰な労力を注ぎすぎると本来最優先されるべき「安全で確実な治療」の為に必要な人材、時間、労力を削られてしまうのでは無いかと危惧しています。日本の個々の歯科治療に対する保険治療の単価は欧米の10分の1から30分の1程度と言われています。例えば、アメリカで奥歯の根の治療を専門医で行うと一歯の治療費は10万円から50万円程度かかります。日本では1万円程度の保険点数しかありません。吉岡歯科医院は保険医なので、この歯の治療を1万円程度で行っている訳ですが、治療実績を見てみるとアメリカの専門医に肉薄した結果を出しています。なぜかというとアメリカの専門医に肉薄した治療を行っているからです。つまり、アメリカと同じ治療器具である高価なニッケルチタンファイルを使用し、難しいケースは顕微鏡を使用して、なによりも、時間をかけて丁寧に治療しています。保険の治療でも医療レベルを高水準に維持する為に「赤字」で治療している訳です。吉岡歯科医院のレセプト枚数は400枚から500枚です。しかし、常勤歯科医師は5人常勤歯科衛生士も5人います。これは患者様に対して非常に濃厚に人を配置しているということです。能力のある術者が時間をかけて仕事をしないと良い仕事はできません。名人でも限界以上の患者数を診れば「こなす治療」になり質は低下します。いろいろな試算で一人の歯科医師がきちんとした診療が可能な限界患者数は一日あたり13人から14人程度と言われています。日本の医療機関でこの数字を遵守しようとすると医院の経営が立ち行かなくなります。吉岡歯科医院はドクターと歯科衛生士一人あたりのレセプトの数は40枚から50枚ということで、数の上では十分な人員配置ができています。全国の歯科医院のレセプト一枚あたりの平均点数が1200点から1300点という中で吉岡歯科医院のレセプトの平均点数も900点以下という低水準なので、十分に丁寧な診療ができているのではないかと思います。ちなみに保険で行う技工ですが吉岡歯科医院では外注技工料を定価と呼ばれる公定技工料金を支払っています。多くの歯科医院が技工所に値引きを求め、何割引かで仕事を出していますが、歯科技工物は人が手作業で作る物です。値引きを要求して高品質の技工物が出来る訳はありません。また、消耗材料も常に安い物ではなく、高いものを選択しています。理由は高い物の方が品質が良いことが多いからです。材料屋さんに支払う材料代はインプラントなどの自費部分を除いても平均的な歯科医院の3倍以上です。では、そのしわ寄せはどこに来ているかというと、接遇サービスということになるかもしれません。つまり、サービスが悪いかもしれないということです。
私とスタッフの望みは患者様から褒められることではなく、良い結果を出すことだという信念で仕事をしています。
結果として患者様に喜ばれれば最高ですが、褒められなくても、評価されなくても、やるべきことを確実に行うことが重要です。人目ばかり気にする人気取りになりたくはありません。褒められる人が素晴らしいとは限らないからです。褒められなくて素晴らしい人が沢山います。プロフェッショナルと呼ばれる人が感謝や賞賛を求めて仕事をしてはいけません。プロフェッショナルと呼ばれる消防士が自分で放火して消火したり、警察官が自分の評価を上げるために逮捕劇をしたことがあることを覚えていますか?看護婦が救命劇を演じる為に患者に劇薬を点滴したこともあります。これらの犯罪はプロと呼ばれる職業が他人からの評価を期待して動いた結果なんです。プロは使命で動くのであって、評価を狙って動いてはいけません。では私たち医療人は感謝をどういう形で表したら良いのでしょうか?
それは安全でいい結果を低コストで、出し続けることが重要です。安全でいい結果を低コストで、出し続けることができれば信頼につながります。信頼は地道に勝ち取るしかないのです。過剰なサービスをする余裕があれば治療本体の質や維持コストの低価格設定に反映させるべきです。吉岡歯科医院ではインプラント治療だけでなく保険治療における歯の根の治療や歯周治療に顕微鏡やCTなどの高額な治療機器を無償で活用しています。でも、それを患者様に無償で活用しているなんて威張ったことはありません。「喜びを貴方に」というような歓心を買うような真似はしたくないのです。水道局の職員は安全で美味しい水を供給する為に日々努力をしていますが、普段その仕事を褒められることはありません。当たり前の仕事をプライドを持って行っています。電力会社の職員もガス会社の職員もしかりです。
愛がないと言われるかもしれませんが、吉岡歯科医院の愛は、接客業の愛ではなく、見返りや評価を期待しない親の愛です。
院長のするべき仕事とは
吉岡歯科医院は開業して20年経ちました。現在は私を含めて歯科医師が5人、歯科衛生士が4人いますが、開業当初は歯科医師は私一人で歯科衛生士も1名でした。吉岡歯科医院は開業当初は自費診療メインでスタートし、その後エマージェンシーと地域住民からの要望に対応する為、保険診療も行うようになりました。開業当初から質の高い治療を目指し、当時世界で最高峰といわれたドイツKavo社の1000万円もするレジーという診療ユニットを2台とKavo社アトランチカという治療ユニットを1台入れ、医院の2階には歯科技工所も併設してパントグラフと全調節性咬合器を駆使した、補綴を中心の歯科医院でスタートしました。その後、吉岡歯科医院での治療を希望する患者様は増え続け、患者様一人当たりにかけることができる治療時間が少なくなってきました。短時間で良質の医療を供給することは不可能です。どうしたら全ての患者様に最高の治療をコンスタントに供給することが可能になるのか悩みました。いろいろ探した結果、レストラン業界の手法を勉強しました。歯科とは職種は違いますがトップシェフが現場にいなくても最高の料理を出すことは可能なのです。アランデュカスやトロアグロなどのフランスで超有名なレストランが日本にもあります。そこで出される食事はとてもおいしいのです。しかもパリで食べても東京で食べても味のレベルは同一です。しかし、東京でその料理を実際に作っているのはフランス人のアランデュカスやトロアグロ本人ではなく、修行を積んだ日本人の一流シェフです。アランデュカスやトロアグロ本人が時間とお金をかけて完璧なレシピを作り、優秀なシェフが完璧なレシピ通りの料理を作れば良い訳です。私もいろいろ悩んだ末このシステムを採用することにしました。院長本人が医院のシンボルとして医院の中で患者様に挨拶することは客商売としては重要かもしれませんが、最高の医療を提供する為という目的の為には、院長である吉岡喜久雄はもっと優先してやらねばならないことがあると悟りました。私がケンタッキーフライドチキンのシンボルであるカーネルサンダースのように笑顔を振りまくことに時間を割くのではなくもっと重要なことに時間を割くことにしたのです。古くから吉岡歯科医院を訪れている患者様は私の顔があまり見えないので「院長は病気?」と心配する方もいらっしゃいますがそうではありません。毎日全員の患者様のレントゲンと写真をコンピュータに取り込みながら診断と治療方針の立案をしています。これが一番重要で難しく時間のかかる作業です。私の治療方針のもとで全ての患者様の治療は進んでいるのです。また、吉岡歯科医院ではほとんど毎日インプラント手術をしていますが、インプラント手術は皆さんが考えているような簡単な手術ではありません。国内でもインプラント手術の失敗が原因で死亡した事故がおこりました。この事故をおこした先生は大ベテランの先生で、医内にはCTもあったそうですが、忙しくて撮影も分析もしなかった為に起こった事故のようです。私は毎日のインプラント手術を完璧に行う為に、手術前にコンピュータによるシュミレーション手術を何度も何度も患者様の顎の骨の形態と血管や神経の走行を完全に暗記するまで行います。1時間で終わるインプラント手術の為に3時間以上バーチャル手術を行う訳です。プロのスピードレーサーがレース前に何度もコースを走ってコンマ何秒の時間を縮めるように、寸分の狂いの無い完璧な手術を目指している訳です。私ができる患者様に対する誠実な行動とは患者様と挨拶をかわすことではなく、何時も勉強し、完璧な治療プランを立案すること、何回も練習して完璧なインプラント手術をすることだと考えています。
吉岡歯科医院の診療方針
吉岡歯科医院は院長が「現代の日本における歯科治療が、どうあるべきか?」を考え、実践している医院です。 院長は極めて真面目な性格です。 患者さんのことを常に真剣に考えています。 どこにも負けない、本物の歯科医療を職人気質で供給します。現在、医療サービスが叫ばれる中で、医療は表面的な患者サービスに傾倒して行っています。しかし、挨拶や笑顔、接客サービスがいくら素晴らしくても、行われている医療行為の質が低いようでは本末転倒です。吉岡歯科医院は極端な医療費抑制政策の日本で、見せかけの患者サービスではなく、本質的な治療の質に重点をおいた診療を行っています。診療の特徴
吉岡歯科医院が大きく他の医院と異なるところは診断と治療方針の立案に手間と時間をかけるということです。多くの歯科医院では初診時に患者様の訴えを聞き、瞬時に歯を削りだします。もちろん初診時に患者様の痛みを取り除きエマージェンシーに対処することは重要ですが、毎回このような治療を受け続けていると口腔は短期間に崩壊します。緊急処置が終了した後は精密な検査と最適な治療方針を立案することが最も重要です。その為には綿密な審査と時間をかけた正確な治療方針の決定が必要となります。正しい診断は一つだけなのです。日本における従来の歯科治療はこの部分が欠如しています。なぜならば、健康保険システムが出来高払いシステムで、いくら治療方針を考えても全く金銭的な評価がないからです。健康保険のシステムは歯を削らなければ収入に繋がらないシステムになっているのです。この歯を削らなければ収入にならない健康保険システムの結果、現在の日本人は80歳で4本しか歯が残っていません。きちんとした管理と治療プログラムで口腔内が管理されているスエーデンは80歳で25本も歯が残っているのです。吉岡歯科医院ではこのスエーデン方式の歯科治療システムを行っています。まず、きちんとした診査資料をとることがら始まります。きれいなレントゲンを撮影する為に当院は最高のフィルムを使い。口腔内写真は一眼レフカメラで撮影しRAW形式で画像保存しています。また必要に応じてCT撮影を無償で行っています。これらのデータを担当医と院長の吉岡喜久雄がダブル、トリプルで診断し、治療計画を作成します。院長は全員の患者様のレントゲンをスキャナーでスキャンし、フォトショップで画像に治療方針を院長の基本的治療方針として書き込んでいます。それを担当医の先生たちとカンファレンスを行いディスカッションして患者様の要望を聞きながら治療方針を最終的に決めているのです。この複数のドクターによる診断システムにより大きな診断ミスはおこりません。
また、当院の特徴は、歯科医師一日に診察する患者さんの数を意識的に 、制限していることにあるかもしれません。
当院には5人の常勤歯科医師と3名の常勤歯科衛生士、1名の常勤技工士と1名の歯科助手が在籍していますが、一日の来院患者数は平均50名以下です。ドクターの一日に診る患者数は平均6人、歯科衛生士が担当する患者数も6名です。これは通常の歯科医院の3倍以上のマンパワーをかけていることになります。高品質な医療を供給する為には、優秀な人材が、優れた環境の下で、しっかり時間をかけて仕事をする必要があるのです。
吉岡歯科医院のリンクでジャパンホテルとバリが好きという私が作ったサイトがありますが、サービス業において高品質とは何か?ということについて、説明してあります。例えばバリを中心に現在世界中に最高級ホテルを展開しているアマンリゾーツは高品質なサービスを提供する為に、ゲスト一人に対して、5人のスタッフが配備されています。これはバリのヒルトンホテルやハイアットホテル、シェラトンホテルの3倍以上のスタッフ人数です。また高級ホテルとして有名なリッカールトンホテルと平均的な都市型ホテルの代表といえるマリオットホテルは実は同じグループのホテルです。リッツカールトンホテルとマリオットホテルの一番大きな違いはゲスト一人に対するホテルスタッフの数がリッツカールトンホテルの方がマリオットホテルの倍なのです。
医院のポリシーの項でも申し上げましたが、私は後悔が嫌いです。後悔するような治療をしたくはありません。
患者さんの治療は神から任せられた仕事です。(私は特定の宗教に入っている訳ではありません ^-^; )
任された仕事を責任を持って成し遂げる為には、十分な時間をかける必要があります。
よって一人のドクターが一日にあまり多くの患者さんを診察することは不可能なのです。
患者様の利便という意味では、当院は面倒な医院かもしれません。
なかなか、予約が貴方の都合の良い時間にとれないかもしれません。
しかし、良質な治療を受けたいのなら、ぜひ、平日の昼間に予約をとってください。
細心の注意を払い、真剣に、全力で治療にあたらせていただきます。
夕方以降の時間帯や土曜日は、予約希望の患者さんが多い上に急患で込み合います。
予約の時間を守って頂いている皆さんには申し訳ありませんが、混んでいるという理由で診療のスピードを上げると治療の質が低下します。
急患の為、少しお待ちいただくことがあるかもしれませんが、貴方にも高品質の治療をしますので、許して下さい。
インプラント治療のポリシー
吉岡歯科医院はインプラント治療においては、どこの医療機関よりも質の高い治療を行っていると自負しています。20年の以上の臨床経験とインプラント手術歴、1000症例以上の症例数など、実績では他の追随を許しません。また多数のインプラントシステムの実績があります。治療実績としてはシンプルなケースばかりでなく、腸骨移植や脛骨移植などの全身麻酔下での骨移植を伴う大規模な外科手術ケースも30例以上あります。また多数のインプラントシステムを常時保有しており、いかなるケースにもリアルタイムに対応できます。治療内容は最高で治療費はスタンダードな、名古屋流のお値打ちインプラント治療を展開しています。CTも当院で保有していますのでリアルタイムで撮影ができますし、撮影料金も無料です。メインテナンスなどの術後にかかる維持コストは10年の保証制度もあり、業界最低水準です。
より良い歯科医療を目指して
当院では開院以来、競争力のある歯科医療サービスを目指して努力しています。高品質な治療をよりリーズナブルにより痛くなく提供しています
自分が受けている歯科治療ははたして良い治療なんだろうか?このようなことを考えたことがありますか?では、あなたはどのような歯科治療を良い治療と考えていますか?
治療を受けた時、「今日はすごく良い治療だった」とか「今日の治療はあまり良く無かった」と正当な評価ができますか?「今日の治療は痛かった」とか、「今日は先生が優しかった」とは感じると思いますが、 あなたが今日受けた治療は100点満点中80点なのか40点か、点数をつけることができますか?実際、治療の正当な評価は大変難しいのです。近くの歯医者はいつ行っても凄く混んでいるんだけど、良い医院なんだろうか?真実は謎です。
評価の一つに近所の評判や、繁盛具合という判断方法があります。これがラーメン屋なら10年前からずっと行列が出来続けている店は、間違い無く美味しいラーメン屋に間違いありません。
しかし歯科だけでなく医科も含めて「すごく繁盛している医院の診療内容は、必ずしも素晴らしい診療内容ではない。」というのが業界の定説(?)です。 これは医師が一日に診療できる患者の数には限界があるので、あまり患者さんの数が多すぎると一人の治療にかける時間が短くなり、配慮の行き届いた良質な医療が提供できなくなるのです。 しかし繁盛している医院は悪いことばかりでは無く「患者さんが評価しているなにか」があるのです。
- 患者さんの悩みや要望が、手軽(早く・安く・痛く無く・少ない通院回数)に、そして確実に、解決され、満たされること。
- 患者さんのお口の状態を完全に把握し、患者さんが困るような状況がおこらないように確実な管理ができること。
- 患者さんの体や病気の状態を患者自身がよく理解できるように説明していること。
- 同業の歯科医師から高い評価を受けるに値する「高度な治療水準」を維持していること。
特に項目2)は、現時点で自分のお口の問題を自覚していない人にはピンとこない話しかもしれませんが、「生きている間ずっと自分の歯を失わない」ということは、統計的には難しいことなのです。 建築に例えてみると1)素晴らしいビルを建てること2)そのビルが100年後も建てた当時のままで問題なく機能していること。に置き換えられるでしょうか。
人の眼はとかくできたばかりのビルが素晴らしいかどうかにいきますが、建てたビルが100年後に変化なく、きちんと問題なく機能しているかどうかに大きな価値があります。 またその状態を維持するためにかかる手間と費用が少ないほど価値があります。長期間に渡って問題が起きない建築と管理の両方ができて良い建築といえます。
私が考えている良い治療とは、まず基本的な治療が現代的な業界水準からみて「きちんと出来ている」というところにあります。当たり前のような話しかもしれませんが、 「きちんと出来ている]ということは、単に「出来ている」ということとは違い、プロが見てミスが無く、治療の過程や患者教育を含め完璧で隙や無駄やむらが無いことをいいます。 これを常に一定水準で出来ているということは、けっして容易なことではありません。常に真剣勝負でなんとかクリアできるかどうか、というところです。 誰でもできる訳では無く、ひとにぎりの歯科医院しかできていないと思います。相対的な話ですので学校の例でたとえてみると、成績の良い生徒がいれば悪い生徒もいるように、 常に100点満点とる生徒を基準に考えると、90点の成績しか取れない生徒は問題があるということになります。このような基準で考えると母集団全体の5%が優秀であると考えています。
では、「多くの歯科医院で行われている治療は悪い治療ですか?』と言われれば、私が今までに見たなかで「この治療は悪い治療である。」と断言できるような悪い治療に出会ったことはありません。 しかし治療は日進月歩で進化しており、「現時点からみると不十分である」治療はたくさん存在します。
私達は歯科医師になっていきなり素晴らしい治療ができる訳ではありません。勤務先の先輩に教えてもらったり、同僚と話し合ったり、講習会に出て勉強したり、 勉強会で自分の症例を発表して、評価してもらったり、患者様から教えられたりして一人前の歯科医師になっていきます。しかし、全ての歯科医師が一定の年月臨床経験をつんだからといって、 同じ能力がある訳ではありません。歯科医師が一定以上の水準を身につける為には、院外の勉強会で鍛えられる必要があります。そこで最初に評価を受ける内容は、 きちんと口腔内写真が撮れているか?ということと、きちんとレントゲン写真が撮れていて適切な現像と保管が出来ているか?ということです。 「三つ子の魂百まで」というように、勉強会で他の先生の評価や批判に耐えぬいた先生は、きっと今でも綺麗な写真とレントゲンにこだわっている筈です。 今でも綺麗な写真とレントゲンをあなたに見せている先生はきっと素晴らしい技術と頭と心を持った先生です。
おなたの「お口の状態」を「車の状態」と考えてみましょう。
さて車の平均寿命は何年でしょうか?だいたい10年くらいでしょうか?では歯の寿命はどのくらいでしょうか?
人は本来28本の歯がありますが、45才位から無くなってきて、60才になると半分位に減ってしまいます。不自由無く自分の歯で咬んでいると「自分の歯が減って食事が不自由になる」 というイメージが湧かないかも知れません。しかし80才になると自分の歯は4本か5本しか残っていないというのが日本人の現実です。このことを仕方のないことと諦めることができますか? 実際にはこれを回避することが可能です。事実スエーデンでは80才で25本の歯を維持しているのです。
長年使用してきたあなたの車を、更にあと10年使用することを考えてみましょう。もうずいぶん使ってきた車なので、ただガソリンを入れるだけでは、長く乗り続けることは不可能です。 エンジンオイルやブレーキオイル、オートマオイルの交換や、ブレーキパッドの減り具合やタイヤの溝のチェック、切れているランプ類のチェックなど、やるべきことはたくさんあり、それらに無意識でいてはいけません。 10年後でも調子良く走り、新車同様にピカピカで、高級ホテルの玄関に乗り付けても恥ずかしく無い綺麗な状態に管理するには大変だと思います。 綿密な管理をしないと、見た感じはかなりくたびれて、黒い煙を吐きながらボコボコ言いながら、かろうじて動くかどうかの状態になってしまいます。 屋根には錆が浮き、腐って穴が開き、雨がふると水が漏れ、エアコンは効かない。ワイパーのゴムはダメになり、雨が降っても前がよく見えない状態。これでは、廃車になる日も近いかもしれません。
同様に考えると、長期間、綿密な手入れをしていない、あなたのお口の状態は今いったいどういう状態なんでしょうか?10年後に、元気に物が咬めているでしょうか。
気になることがあれば、まず、きちんと調べてみましょう。レントゲンや写真をとり、歯茎の検査をして、健康な状態からどの程度悪くなっているか調べます。悪くなっている箇所を治すのに、 車のタイヤを新品に交換するように寿命のパーツを交換すれば良い簡単な治療もあれば、錆びて穴が開いた部分を治す大掛かりな治療もあります。車のボンネットが錆びて穴が開いた時の直し方ですが、 先ず錆びている部分を完全に取り除きます。それから新しい鉄板を溶接して、パテで埋めます。綺麗に均してから表面処理を終えた後、塗装します。このように、問題が進行すると、大掛かりな作業になります。
車も歯も、長く快適な状態で使おうと思うのなら、手入れは重要で、お金もかかる、ということです。まして、歯は車のように、買い替えれば新品になる、と言う物ではありませんから、 めんどくさいから明日でいいや、ではすまないのです。







