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痛くない・怖くない虫歯治療

  • できるだけ「削らない」
  • できるだけ「神経を取らない」
  • できるだけ「歯を抜かない」

注目!麻酔薬「セプトカイン」を導入しました

当院では、2024年に日本で承認された麻酔薬「セプトカイン」を導入しています。

従来の麻酔薬に比べて効き目が早く、しっかりと効くのが特徴で、特に麻酔が効きにくい奥歯や下あごの治療でも効果を発揮します。麻酔時の痛みや治療中の不快感が少なく、少ない量で済むため体への負担も軽減されます。

世界ではすでに多くの国で使われている、安全性の高い麻酔薬です。歯科治療が苦手な方や、以前麻酔が効きにくかった方にもおすすめです。

「痛みがほとんどない」虫歯治療

虫歯の治療は痛いものだと考えている方は少なくないでしょう。

過去に虫歯の治療で強い痛みを経験し、それがきっかけで歯医者が苦手になってしまったというお話をよく耳にします。

しかし、治療技術は日々進化しており、現在では痛みを最小限に抑えた虫歯治療が一般的になっています。

当院でも、「ほとんど痛みを感じさせない」ための取り組みを実施していますので、その内容をご紹介いたします。

注射の痛みを軽減する「表面麻酔」

治療の際には麻酔の注射を行いますが、注射の痛みが苦手な方もいらっしゃいます。

そこで当院では、「表面麻酔」を使用し、注射を打つ部位に麻酔薬を塗布します。麻酔が十分に効いてから注射を行うため、針を刺す際の痛みを和らげることができます。

痛みを軽減する極細針

注射時の痛みは、針が細いほど軽減されます

当院では「極細の針」を採用しており、さらに表面麻酔と併用することで、注射の痛みをほとんど感じさせないよう工夫しています。

「電動麻酔器」の利用

麻酔液を急激に注入すると、細胞が膨張し、それが痛みを引き起こす原因となります。そのため、注入速度を一定に保つことができる「電動麻酔注射器」を使用します。

痛みを感じにくい位置に麻酔を注射

お口の中には、痛みを感じやすい部分と、比較的感じにくい部分があります。

当院の歯科医師はそれを的確に見極め、痛みを感じにくい部位を狙って麻酔の注射を行うため、できるだけ負担を軽減することが可能です。

コラム音が苦手な方には「5倍速コントラ」がお勧め

虫歯の治療と聞くと、「ガガガー」という振動音や、「ギュイーン」というドリルの回転音を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。これらの音が苦手で、不安を感じる方も少なくありません。

当院では、振動や回転音が抑えられた「5倍速コントラ」を導入しています。できるだけ快適に治療を受けていただけるよう配慮しておりますので、音が気になる方はお気軽にご相談ください。

コラム歯科恐怖症の方には「睡眠無痛治療」がお勧め

ここまでは、痛みを抑えるための取り組みについてご紹介してきました。

それでも、「歯医者は怖い…」「治療が痛そうで不安…」と感じる「歯科恐怖症」の方もいらっしゃいます。

そうした不安を和らげるために、当院ではさまざまな工夫を行っています。
このような方のために、当院では「睡眠無痛治療(静脈内鎮静法)」という方法をご用意しています。

鎮静剤を点滴で投与することで、患者さんはほぼ眠っているような状態で治療を受けることが可能です。

治療中の記憶もほとんど残らないため、恐怖や痛みを感じることなく安心して治療を受けられます

また、お口に器具が入ると吐き気を催しやすい「嘔吐反射」でお悩みの方にも、「睡眠無痛治療(静脈内鎮静法)」をお勧めしていますので、お気軽にご相談ください。
※睡眠無痛治療は、自費診療となります。

可能な限り「神経を残す」虫歯治療

歯が痛くなると、当然のように神経を取る治療を行う歯科医院は少なくありません。

しかし、歯の神経(正式には「歯髄」)には、血管が含まれており、歯に栄養を供給する重要な役割があります。神経を失うと栄養が届かなくなり、歯は徐々に脆くなってしまいます

もちろん、歯の状態によっては神経を取ることが最善の選択となる場合もあります。しかし、歯の健康を長く維持するためには、安易に神経を取るのではなく、できる限り神経を残すことが大切です

当院では、「神経を残す」ことを重視した治療に取り組んでいます。以下、その具体的な方法についてご紹介いたします。

歯髄温存療法を可能にする「MTAセメント」

虫歯を削った後は、場合によっては「MTAセメント」と呼ばれる充填材を使用します。MTAセメントは、強力な殺菌作用を持ち、患部を清潔に保ちます。さらに、硬化する際にわずかに膨張することで、歯との間に隙間ができにくくなり、細菌の侵入を防ぎます。その結果、虫歯の再発を防ぐ効果が期待できます。

間接覆髄法

虫歯が神経の2㎜以内の所まで到達すると、痛みや知覚過敏の症状が現れます。この場合、当院では「間接覆髄法(かんせつふくずいほう)」と呼ばれる治療を行います。まず、虫歯の感染部分を除去します。その後、残った象牙質を覆うように薬剤を塗布。最後に、その上に詰め物をします。この治療法は、完全に虫歯を除去してしまうと、と歯の神経に達するリスクがある際に行います。

直接覆髄法

直接覆髄法(ちょくせつふくずいほう)」は、虫歯除去中に歯髄が露出した場合に行う治療法です。まず、露出した歯髄に直接薬剤を塗布して保護します。その後に詰め物を行います。歯の神経がそれほど露出しておらず、炎症が軽度な場合に行う治療法です。

部分断髄法

部分断髄法(ぶぶんだんずいほう)」は、歯の神経の炎症を起こしている部分のみを取り除き、健康な部分はそのまま保存する方法です。まず、炎症部位を除去した後に薬剤で神経を覆い、回復を促します。この治療法は、炎症が限られた範囲で起こっており、問題のある部分だけを除去することで、他の歯髄を維持できると判断された場合に用いられます。

できるだけ「削る量を抑える」虫歯治療

従来の虫歯治療では、虫歯部分を大きく削り、その上に被せ物や詰め物を装着することが一般的でした。しかし、健康な部分まで削り過ぎてしまうと、虫歯が再発し、再治療の際に削る場所がなくなってしまい、最悪の場合、歯を抜かなければいけなくなることも

歯を長く健康に保つためには、健康な部分はできる限り削らないことが大切です。理想は、「虫歯部分だけを削り、健康な部分は残す」治療です。

この理想を実現するため、当院では次のような取り組みを行っています。

「マイクロスコープ」と「高倍率ルーペ」を用いた精密治療

虫歯と健康な歯の境界を肉眼で正確に判断しながら処置を行うことには限界があります。当院では「マイクロスコープ」を7台も導入し、多くの治療に活用しています。また、すべての治療において「高倍率ルーペ」を使用し、拡大された視野で治療を行っています。この方法により、患部を十数倍に拡大して詳細に確認できるため、虫歯のみ」を削る精密な治療が実現可能となります。

「う蝕検知液」により虫歯部分を区別

虫歯を治療する際には、「う蝕検知液」という検査薬を歯に塗布します。このう蝕検知液は、虫歯菌に感染している部分にのみ反応し、色がつきます。着色された部分だけを削ることで、健康な部分を残したまま治療を行うことができます。

iTero 5Dを利用した「プチ歯科ドック」

当院では、最新の光学スキャナー「iTero 5D」に搭載されたカリエスチェック機能を活用し、虫歯の早期発見に特化した「プチ歯科ドック」を実施しています。歯を削らず、光を当てるだけで虫歯の兆候を確認できるため、痛みも不快感もなく、快適にお口の健康チェックが可能です。定期的な診断で、治療が必要になる前に虫歯を見つけ、健康な歯を守ることができます。ご自身の歯を長く大切にしたい方におすすめのサービスです。

コラムあえて「削らない」虫歯治療

虫歯と診断しても、状態によってはあえて削らずに経過を観察することがあります。

歯は一日の中で、「脱灰(だっかい)」と「再石灰化(さいせっかいか)」という現象をくり返しています。脱灰とは、虫歯菌が出す酸によって歯の表面からカルシウムが溶け出している状態。一方、再石灰化は、唾液などの作用でそのカルシウムが歯に戻っていく修復の働きです。

このバランスが保たれていれば、虫歯は進行せず、削らずに済む可能性があるのです。

一度削ってしまった歯は、もう元には戻せません。だからこそ当院では、必要以上に削らない治療を大切にしています。

できるだけ「歯を抜かない」治療

虫歯がひどく進行した場合など、残念ながら抜歯が必要になるケースもあります。

一般的には、抜歯後は入れ歯、ブリッジ、インプラントといった治療に移行しますが、これらの治療は患者様にとって負担が大きく、また、本来の天然歯のような噛み心地や機能性を実現することは難しいのが現状です。

そこで当院では、可能な限り「歯を抜かない」治療を実践しています

※もちろん、状態によっては抜歯が最善の選択となる場合もあり、すべての症例で抜歯を回避できるわけではありません。

以下に、当院で行っている具体的な取り組みについて詳しくご紹介します。

崩壊した虫歯を治す「エクストリュージョン」

写真のように、虫歯が進行し、歯が大きく崩壊してしまった場合、削って被せ物を装着できる部分が残っていないことがあります。このような状態では、残念ながら抜歯を選択せざるを得ないケースが多いのが現状です。

しかし、諦めるのはまだ早いです。当院では、「エクストリュージョン」という治療法を用いることで、抜歯を回避できる場合があります。エクストリュージョンは、矯正治療の一種で、歯茎の中に埋まっている歯の根を、外側に引き出すことで、被せ物を取り付けるためのスペースを確保する治療法です。

歯を外に出しラバーダムを装着する「クラウンレングスニング」

クラウンレングスニング」では、歯の周囲の歯肉を一部除去して歯の根を露出させることで、被せ物を取り付ける場所を作ります。エクストリュージョンに比べて治療期間が短くなります。

歯の根の周囲の治療「歯根端切除術」

神経を抜いた歯で、炎症が再発し、歯の根の周囲に膿が溜まってしまうことがあります。このような場合、根管治療で対応できるケースもありますが、炎症がひどい場合は抜歯が必要となることも。

しかし、当院では「歯根端切除術」という治療法を用いることで、抜歯せずに治療できる場合があります。この治療法では、歯茎を切開し、歯の根の先端と膿を取り除きます。その後、空洞になった部分には血液が満たされ、時間をかけて骨が再生していきます

割れた歯の治療「破折歯牙再植」

神経を抜いた歯や、何度も治療を繰り返した歯は、強度が弱くなり、硬いものを噛んだり、食いしばったりした際に、歯が割れてしまうことがあります。このような場合、通常は抜歯を選択せざるを得ません。

しかし、当院では「破折歯牙再植」という治療法を用いることで、割れてしまった歯を元の状態に近づけることができる場合があります。

この治療法では、割れた歯をいったん抜歯し、特殊な接着材で丁寧に修復した後に、元の位置に再び移植します

コラム重度の歯周病で「抜歯」を防ぎたい方へ

日本人が歯を失う最大の原因は、歯周病です。この病気が深刻化すると、歯を支える骨が徐々に失われ、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。歯科医院によっては、そのような状態に対して抜歯を推奨する歯科医院もあります。

しかし、当院では重度の歯周病であっても、「歯周組織再生療法」を用いることで、抜歯をせずに治療できる可能性があります。歯周組織再生療法についての詳細はこちらをご覧ください。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

ご予約・お問い合わせ

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〒454-0838
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  • 「荒子駅」より10分
  • 11台完備