愛知県名古屋市でインプラント治療なら専門医在籍の吉岡歯科医院へ

歯科医師免許を持つ歯科医が連載!歯科医師コラム


従来では歯を失った際の治療は入れ歯やブリッジでした。しかし、現在では新たな治療法としてインプラントが注目されています。とはいえ新しい技術ということもあり、インプラントに掛かる予算について気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はそんなインプラント治療にかかる予算についてご紹介します。

インプラントの予算体系について

インプラントの予算体系について

インプラントは最先端技術なため、「予算体系がよくわからない」というイメージを持つ方も多いでしょう。そんなインプラントに掛かる予算は手術を行う部位や本数、患者自身の歯の状況によって異なるため、一概に「~円掛かる」と言えないのが現状です。

場合によっては骨の状態次第で別途手術が必要になり、その場合は追加予算が必要になると予想されるでしょう。ここでは1本ごとの予算や、その他に必要な手術の料金について説明します。

1本ごとの予算

●臼歯部(正面から見て犬歯より後ろの歯)のインプラント治療の場合

1本あたり一律45万円です。ただし、手術がシンプルな場合には以下のように本数ごとの段階的な割引が適用される場合があります。


1本 45万円
2本 75万円
3本 90万円(以降は1本あたり30万円)
4本 120万円
5本 150万円

●前歯(正面から見て左右3本づつの計6本)のインプラント治療の場合

1本あたり一律45万円です。前歯部に2本のインプラントを行うと、90万円の価格になります。

●前歯部と臼歯部が混合している場合

前歯部は一律45万円、臼歯部は一律30万円で累積されます。

必要な処置に対する加算

インプラント自体を埋める骨量が足りない場合は骨を増やす手術を行う必要があります。その場合、別途料金が掛かってしまう点は注意しましょう。
●サイナスリフト手術 一か所30万円
●ソケットリフト手術 1歯相当分30万円
●骨移植手術 1歯相当分30万円
●GBR手術 1歯相当分につき30万円

上記の手術を複数行う場合は、特定の患者向けに別途器具や材料を購入する可能性もあり、その場合は別途料金が掛かってしまう可能性も十分にあるので、担当の歯科医としっかり相談することをオススメします。

インプラント埋込以外で別途必要になるかもしれない手術

インプラントは上顎部分と鼻腔の間にある空間の上顎洞から、そのすぐ下の骨部分へ埋め込みます。その際、歯が抜けて時間が経っている場合や、歯周病などにより骨量が足りない場合では骨を増やさなければならないので注意が必要です。

サイナスリフト手術・ソケットリフト手術

ソケットリフトとサイナスリフトは、上顎洞を持ち上げて骨を作りながらインプラントを埋め込んでいく方法です。

ソケットリフト:上顎洞の下の骨から人工の骨補填材を挿入し、専用の器具で上顎洞底を押し上げ、インプラントを埋入します。持ちあがった部分が4~5か月後に骨へ変わり、体への負担が少ないため、世界的に見てもソケットリフト手術が多く行われています。

サイナスリフト:骨の量が非常に少ない場合、増骨の処置としてサイナスリフト手術が行われます。上顎洞の横の歯ぐきをめくり上顎洞を露出させ、上顎洞を持ち上げて設けたスペースへ人工の骨補填材を入れる作業です。サイナスリフトによる手術では約半年で十分な骨が出来ます。

骨移植手術・GBR手術

インプラントを埋め込むための骨が不足している場合、骨再生を促す骨移植やGBR法も考慮する必要があります。

骨移植手術:骨が吸収され薄くなっている部分に骨のブロックを移植し、自身の骨や骨補填材を詰めて再生を促す治療法です。骨移植には自家骨移植と、人工骨移植の2通りの方法があります。

自家骨移植は自身の骨を利用する方法で、多くの場合下あごの一部から骨を摂取するものの、腰骨やスネの骨の一部を採取する場合もあります。その際は入院など大掛かりな作業が予定される点は注意が必要です。

人工骨移植は人工で作られた骨を使用する方法で、ハイドロキシアパタイト、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムなどを自家骨と混ぜて行われる傾向にあります。自家骨移植に比べると採取する自家骨の量を少なくすることが出来るため、採取した部位に後遺症が出づらいというメリットを期待できるでしょう。

GBR手術:骨誘導再生法と言い、骨の再生を促す特殊な人口膜(メンブレン)を使って骨をつくるスペースを確保し、骨の量を増やす方法のことです。状態により個人差はありますが半年ほどで骨が再生されます。

インプラント治療費は医療控除制度を利用できる

インプラント治療費は医療控除制度を利用できる

インプラント治療では医療控除制度を利用することが出来ます。インプラントの予算を抑えるために一体どういった方法があるのか見ていきましょう。

医療控除制度について

医療費控除とは掛かった医療費と総所得金額に応じて、税務署へ収める所得税が減税される制度です。会社員でも確定申告をする必要があるため少し手間が必要ですが、それに応じて還付金が貰える点は見過ごせません。

他にも、思わぬ入院等によって加入者が自己負担限度額を超える医療費を支払った場合、加入している健康保険組合などへ申請をすると超過分の払い戻しを行ってもらえる「高額療養費」という制度があります。

想定していたよりもインプラントの予算を超えている場合には、高額療養費制度を活用するのもオススメです。

この二つの仕組みは多額の医療費による負担を軽減するために設けられたものです。インプラント治療で予算を少しでも抑えるためには、医療費控除という仕組みを使って医療控除制度を利用するのが1つのポイントになっています。

医療控除制度を利用する方法

インプラント治療は健康保険が適用されない自由診療になるため、治療費は患者が100%自己負担する必要があります。しかし、インプラント治療にかかった全ての費用は医療費控除の対象となるため、税務署に確定申告をすることでお金が戻ってくる事は忘れないでおきましょう。

控除金額は医療費の合計から保険金などの補填金額と10万円を差し引いたものです。具体的には、(その年に支払った医療費)―(保険金などで補填される金額)―(10万円、※年収200万以下の場合は所得金額の5%)=医療控除額(最高200万円)となります。

ここで注意したいのは、医療費控除額=戻ってくるお金ではないこと。還付金の目安は、(医療費控除額)×(所得税率)で計算することができます。しかし、医療費控除については自身で申告しない限り所得税の還付が無い点は注意が必要です。

医療費控除制度の申請に関しては、その年の医療機関に支払ったインプラント治療費の領収書や薬局の領収書、通院にかかった交通費などを計算して確定申告をする必要があります。申請を終えた後日、指定した口座に還付金が振り込まれるという仕組みです。

これらの一連の流れを面倒に感じる方も多いでしょう。しかし、医療費控除の申請はインプラントの予算を抑えるだけでなく、翌年の住民税の軽減にも繋がるため、手続きはしっかり行うことをオススメします。

そんな高額療養費制度と医療費控除ですが、どちらもインプラント手術で多額の医療費を支払った時に適応することが出来ます。しかし、高額療養費制度を通じて支給されたお金は医療費控除の計算式(保険金などで補填される金額)に該当するため、結果として医療費控除の還付金が少なくなってしまう点は注意しましょう。

まとめ

インプラントは治療に様々な方法があるため、予算自体も複雑でわかりにくいものになっています。しかし、歯科医にかかる前にインプラントについて理解することでスムーズに治療を受けることが出来るのも事実です。インプラント手術を受ける前に、必要な予算について明確にすることをオススメします。

また、医療費控除について自身で申告する必要がある点も注意しておきましょう。インプラントに掛かる費用や予算をわかりやすくするためにも、必ずインプラントの治療費を計算しておきましょう。当院吉岡歯科になんでもご相談くださいませ。

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入れ歯が合わないと噛むときに痛くて、食事も美味しく食べることができません。新しく入れ歯を作り直したいと思っても、すぐに作れるわけではないので、しばらくは不便を強いられるものです。即日に入れ歯が作れたらと思う方は多いのではないでしょうか。

ここでは、入れ歯が合わなくてお困りの方のために、即日で入れ歯を手に入れる方法をご紹介します。

入れ歯が合わない!?入れ歯に異変を感じる理由とは

入れ歯が合わない!?入れ歯に異変を感じる理由とは

入れ歯に異変を感じる原因として考えられるのは、入れ歯自体が合っていないか、もしくは歯や歯茎に問題があるかのどちらかです。入れ歯が合わない原因を見極めて調整していくことで、入れ歯の違和感は解消することができます。

入れ歯自体の問題

新しく作った入れ歯にもかかわらず違和感があるのであれば、入れ歯自体のできが悪い、もしくは調整技術が未熟であるということが考えられます。

新しい入れ歯を作る際には、歯科医院に何度か通い、口腔内の型を取り調整していきます。歯があったときの噛み合わせの位置を見つけてから口腔内の型を取っていきますが、このときに噛み合わせの位置が元々の位置と違っていることがあります。そうすると、できあがった入れ歯に違和感が残ってしまうことがあります。

入れ歯自体のできが良かったとしても、調整する段階でうまく合わせられないと、痛くて噛めない、噛みにくいといった問題が起こってしまうかもしれません。入れ歯自体のできが悪いと、どれほど調整技術があったとしても違和感を取り除くことは難しいですが、入れ歯のできに問題がなければ調整次第で問題を解決することができます。

ご自身の歯や歯茎の問題

入れ歯の寿命は3~5年と言われています。なぜなら、3~5年で歯や歯茎など口腔内の状態が変化してくるからです。歯や歯茎の形が変わってくると、当然ながら違和感が出てくるようになります。

加齢による骨の退縮、骨粗しょう症の薬による骨の形の変化などで、口腔内の状態は時間の経過とともに変化していきます。そのため、最初に入れ歯を付けたときはピッタリだったのに、徐々に違和感が出てくるということはよく起こることです。

あごの骨の土手がほとんどないといった場合は、特殊な作り方をした入れ歯を作らなければならなくなります。そして、違和感がないようにするまでには、調整にかなりの時間がかかります。

質の良い入れ歯を作ることができ、しっかりとした調整技術を持っている歯科医院であったとしても、時間の経過とともに入れ歯を作り直したり、調整し直したりする必要が出てきます。半年~1年に一度のスパンで、定期的に歯科医院で調整してもらうと、違和感がない状態で使っていくことができるでしょう。

即日で入れ歯を受け取るには

通常の入れ歯だと、完成するまでにしばらく待つ必要があります。なので、その期間中は思うように食事を楽しむことができません。

その点、即日で入れ歯を制作してくれる歯科クリニックがあれば、そのような不便な生活を続けずにすみますよね。即日で入れ歯を受け取ることはできるのでしょうか。

通常の入れ歯

通常、入れ歯を作る場合は、4回ほど通院し、2週間~1カ月後に入れ歯を受け取れるのが一般的です。入れ歯の受け取りまでにかかる期間は、設置する歯の本数が何本か、歯科クリニックに自前の技工所があるかどうかなどによって差がでてきます。

通常の入れ歯を作ることにする場合は、2週間~1カ月待つ必要が生じます。そのため、「その期間は歯抜けのままで過ごすことになるのか?」と不安に思う方もいるかもしれません。実際には、入れ歯を作る際に即時義歯という方法がとられるので、歯抜け期間は生じません。

ただし、即時義歯の場合は、固いものを噛んだりすることが難しくなることがあります。食べるものを選ばなければならなくなるというのは、不便なことですので、即日に入れ歯を受け取りたいという人が少なくありません。

即日入れ歯の対応クリニック

すべての歯科クリニックではありませんが、即日で入れ歯を受け取ることができるクリニックもあります。午前中に受診して、当日の夕方~夜に受け取るという流れです。即日で入れ歯を受け取るには、必ず事前に予約しておく必要があります。

入れ歯ができるまでのおおまかな流れとしては、①型取り→②咬合採得→③試適→④完成、となります。

型取りの際に、入れ歯についての希望や意見などを聞いて、最適な入れ歯の形を決めていきます。型取りで作った入れ歯を付けて「咬合採得」(入れ歯の噛み合わせを取ること)を行ないます。噛み合わせの高さや前後、左右の位置を記録して、最適な噛み合わせになるようにします。

できあがった入れ歯を口の中に入れて、きちんと噛めるかどうかを確認するのが「試適」です。このときに、噛み合わせがピッタリ合うように細かな調整がなされていきます。

即日入れ歯に対応している歯科クリニックによって制作時間は異なり、早いところだと4時間、遅いところだと8時間ほどです。即日入れ歯に対応しているクリニックでも、技工所の稼働具合によって即日で完成とならないこともあるので、事前に確認しておくようにしましょう。

入れ歯でお悩みなら即日のインプラントという治療法も

入れ歯でお悩みなら即日のインプラントという治療法も

入れ歯にすることに不安がある場合には、インプラントという治療法も考えてみることができます。入れ歯とインプラントの違い、インプラントのメリットについて解説していきますので、入れ歯にするかインプラントにするかの判断にお役立てください。

入れ歯とインプラントの違い

入れ歯は保険が適用されるため、比較的安価で制作することができるというメリットがあります。また、歯が1本なくなったときから全部なくなったときまで対応できる広い適応症を持っているので、ほとんどの方が治療を受けることができます。

ただし、部分入れ歯の場合は残っている歯に大きな負担をかけるため、健康な歯の寿命も縮めてしまうことがあります。また、5年ほど経過すると歯茎がやせてきて、入れ歯が合わなくなるので作り直さなければなりません。

インプラントは初期費用がかかりますが、あごの骨にしっかりと固定されると、安定性が非常に高く、手入れを怠らなければ30年ほど持たせることができます。また、他の健康な歯に負担をかけることがないので、他の歯の寿命を縮めてしまうといった心配もする必要がありません。

インプラントのメリット

インプラントの最大のメリットは、あごの骨にしっかりと固定されるので、自分の歯のように噛むことができるということです。インプラントが本物の歯と同じほどの噛む力を維持することができるのに対し、ブリッジは60%程度、部分入れ歯だと30~40%、総入れ歯だと10~20%に噛む力が落ちてしまうと言われています。

インプラントのメリットは機能性だけではありません。インプラントは、他の歯に負荷をかけたり、削ったりすることなく人工の歯を埋め込むので、他の健康な歯への負担がありません。また、入れ歯やブリッジなどと比べて、見た目が良いというメリットもあります。

新しいインプラント治療法のオールオンフォーを選択すると、即日で仮歯を入れることができ、治療したその日から噛むことができるというメリットもあります。オールオンフォーは、奥のインプラントを骨のある部分へ斜めに埋め込んで、すべての人工の歯を支えるという治療法です。埋め込むインプラントが4本~6本で済むので、手術時間が短縮し、術後の腫れなども従来に比べ少なくなります。なによりも、費用も必要最小限に抑えることができます。

愛知県名古屋市でインプラント治療を考えている方は、即日で噛めるインプラント治療法であるオールオンフォーを取り入れている吉岡歯科医院がおすすめです。吉岡歯科医院はインプラント治療専用の無菌手術室があり、インプラント治療の経験も豊富ですので安心して治療を受けることができます。

まとめ

入れ歯が合わないと、つらいものです。通常の入れ歯は作るのに2週間~1カ月かかりますので、その間に不便な思いをするというデメリットがあります。最近では、「即日に入れ歯を作りたい」という人のニーズに応えるために、即日で入れ歯を作ってくれる歯科クリニックもあります。即日に入れ歯を受け取りたいという場合は、ぜひ即日入れ歯対応の歯科クリニックを選びましょう。

誰でも比較的簡単に作れる入れ歯ですが、3~5年おきに作り直さなければならないというデメリットもあります。その点、インプラントなら30年ほど持たせることも可能です。入れ歯の作り直しを考えているなら、インプラント治療も選択肢に入れることをおすすめします。

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何らかの要因によって残念ながら歯を失ってしまった場合の修復方法として、インプラントとブリッジで迷う場合もあると思います。インプラントもブリッジも、それぞれにメリットとデメリットがあり、最終的には患者様のご希望によって治療法を決定します。
今回は2つの方法を徹底比較することで、自身に一番最適な治療法を選択して頂きたいと思います。
インプラントブリッジの治療内容について

インプラントブリッジの治療内容について

まずはインプラントとブリッジがどのような装置で、どんな治療法であるか、双方の治療内容をしっかり把握することから始めましょう。

インプラントとは

最初に、喪失歯のあった場所の歯茎の下にある顎の骨を削り、人工歯根を土台として埋入する外科的手術をおこないます。その後土台が安定したら、人工歯根を土台としてその上に人工歯を被せる修復方法です。

ブリッジとは

喪失歯の前後にある健全歯を一層削り、健全歯と喪失部を連結した形の人工歯を装着する方法です。橋を渡すように被せることから「ブリッジ」と呼ばれています。1本欠損の3本連結ブリッジや2本欠損の4本連結ブリッジなどがあります。

インプラントとブリッジのメリット・デメリットを比較

実はどちらも耐久性は高い修復方法であるため、選択する際に比較する部分は耐久性以外のメリット・デメリットが重要ポイントとなるでしょう。自分の生活環境に応じて対応できる治療方法はどちらであるか比較・検討してみてください。

インプラント治療のメリット・デメリット

●メリット

1:天然歯と変わらない機能の回復
インプラントは歯の根っこの部分の機能も回復できることから、固いものもしっかり噛める耐久力を維持することができます。

2:審美的回復
1歯に対して1歯の修復物であり、根っこと歯の頭部分の継ぎ目も目立たない美しさで、人工歯に見えない審美性を持っています。

3:他の歯への負担が無い
ブリッジのように、修復のために残存歯にも手を加えなければならないという負担もなく、噛む力が分散し、過度な咬合圧がかかることもないため、他の歯の寿命を削ってしまうようこともありません。

4:顎の骨や歯茎も健康に保つことができる
顎の骨や歯茎は、歯を失い刺激が届かなくなることで退縮する傾向にあります。インプラントは埋入している土台を通じて噛む力の刺激が届くことにより、歯を失っても顎の骨や歯茎の退縮を予防することができます。

5:装置の寿命が一番長い
噛み合わせの安定感が一番あるとされている装置であり、10年経過時点での残存率は90%を超える割合です。適切なメンテナンスを怠らなければ、40年以上生涯使用したという方の事例もある程、寿命が長いとされる装置です。

●デメリット

1:治療期間がトータルで長くかかる
人工歯根を埋入する手術を行い、土台であるインプラント体が顎の骨や周辺組織としっかり結合するまでに数カ月を要します。ブリッジ治療に比べて、治療終了までの期間を長いと考える方もいらっしゃるでしょう。

2:外科手術が必要
インプラント体を埋入するためには外科手術が必要になります。メンタル面や持病などによってはインプラントが適応できないとなる場合もあります。

3:費用が高い
ほとんどのケースで保険適応外のため治療費が高いと感じる方が多いようです。歯科医院によって値段に差がありますが、平均的に1本につき約30~40万円かかることが多いようです。

4:歯科医師の高度な知識や技術を必要とする治療である
歯科医師であれば誰でもできる治療という訳ではなく、高度な知識と技術や経験を必要とされる治療です。熟練した技術と精密な滅菌システム下で行われなければ、インプラントの失敗を招く恐れもあります。

ブリッジ治療のメリット・デメリット

●メリット

1:天然歯と変わらない噛み心地の回復
両側の歯に装置を橋渡しをし、接着剤でしっかりと固定します。噛む力は両側に分散され支えることができるため、固いものもしっかり噛める咬合力を回復することができるとされています。

2:お手入れがしやすい
歯のくびれ部分までの人工歯を再現し、合着された装置のため、歯磨きは天然歯の時と同じように行うことができます。

3:ぐらつきなどの不具合が少ない
耐用年数としては8年程度と比較的長い耐用年数とされています。しっかり合着しているため、装置がぐらつくような不具合も起こりにくいのです。

4:費用がインプラントに比べると安価
ブリッジは保険が適応できる症例が多く3万円程度と安価で修復することができます。症例的に保険適応が難しいブリッジでも、15~30万円と、インプラントより費用を抑える事ができます。

5:治療期間が短い
ブリッジは支えとなる歯を処理し、お口の型取りをして模型を作り装置を作製します。約1週間後に装置を合着。治療が短期間で終了します。

●デメリット

1:土台となる歯を削る必要がある
ブリッジは橋渡しするための両側の歯を、装置が入るように削って処理を必要とします。もし虫歯治療をしていない健康な歯であっても削ることになってしまいます。

2:土台の歯へ負担がかかる
健康な歯でも削る必要があったり、連結後は3本の歯にかかるべき咬合圧を2本の支えで分散するため過度の負担がかかります。これらが要因で健康な歯の寿命を縮めることになる場合もあります。

3:橋渡しする歯がないとできない
基本的には抜けた歯の両側に歯が無いとブリッジはできません。また、失った歯が複数に渡る場合も同様に、橋渡しできない場合はブリッジでの修復は難しいケースもあります。

4:歯茎や顎の骨が退縮してしまうこともある
人工歯の下の歯茎や顎の骨は、直接的な咬合圧が届きません。そのため顎の骨が吸収され、その上の歯茎も痩せて退縮してしまう原因となることもあります。

5:虫歯や歯周病のリスクが高くなる
歯と歯茎の境目部分や真ん中の人工歯のみの部分は、歯と歯茎の間に食物残渣や歯垢が蓄積しやすくなります。特に人工歯の下の部分の歯茎が痩せて隙間ができるとさらに清掃性が悪くなり、内側から虫歯が進行したり、歯茎が歯周病を起こしたりしやすくなってしまいます。

他の歯を残したいならインプラント

他の歯を残したいならインプラント

双方のメリット・デメリットを比較した結果、噛む力に対して同じくらいの耐久性を持つ装置であれば、他の健全歯のことを考えるとインプラント治療をおすすめします。

他の歯を残せるインプラント

インプラントは喪失歯1歯に対し単体で修復する装置です。ブリッジのように残存する健全歯には負担がかかりません。逆に天然歯の時と同じ機能性を持つインプラントが入ることでしっかり噛み合うようになり、他の歯の負担が軽減されて寿命を長く保つ要因につながります。さらに顎骨に直接インプラントが埋入されていることで、噛む際の刺激が伝わり、顎の骨や歯茎などが痩せるのを防ぐため、顎骨の変形を押さえて審美性も保つ事ができます。

寿命が長いといわれるインプラント

インプラントは支えとなる人工歯根「インプラント体」が、顎の骨や周辺組織と適合しやすい素材で出来ており、しっかりと人工歯を支えます。しっかりと歯磨きをしてお口の環境を清潔に保ち、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けていれば、大きな不具合は起こりにくく寿命も長く保つことができます。

まとめ

インプラントとブリッジは耐久性の高い修復装置ですから、あとは自身のライフスタイルと併せてどこを重要視するかで選ぶことになります。金額や治療期間を考えるとブリッジは魅力的ですが、残っている健康な歯の寿命や生涯しっかり噛めておいしく食事ができる老後などを考えるとインプラント治療がおすすめです。
吉岡歯科医院では、手術したその日からすぐ噛めるインプラント手法であるオールオン4をおすすめしています。インプラントは歯科医師の技術が大きく作用するもの。症例数の多い吉岡歯科医院にぜひお越しください。

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インプラントは非常に優れた機能回復が望める修復治療ですが、外科的手術を伴うなど、とても高度な技術を要する治療です。それだけに治療時には、入れ歯やブリッジといった他の喪失歯修復方法に比べて大きなリスクにつながることもあるのが実状です。インプラント治療の治療時・治療後に起こる不具合の症状や、リスクの回避方法などをご紹介したいと思います。
インプラントの治療時に見られるリスク

インプラントの治療時に見られるリスク

インプラントの失敗は、主に「歯科医師の技術不足」が原因で起こります。診査や診断、治療技術や経験数など、施術者の力量がとても重要な治療なのです。では、この人為的要因によってどのような失敗事例が考えられるのでしょう。

手術中に起こりうるリスク

血管損傷

顎の骨にインプラント体を埋入するための穴を掘る際に、誤った方向に治療機器を進めてしまい、血管やを損傷させてしまった場合、激痛や大量出血を伴ってしまうこともあります。

神経の麻痺

顎の骨切削時にドリルや埋入時のインプラント体が神経に触れてしまい、神経を損傷したり圧迫してしまう恐れがあります。麻痺や感覚異常といった後遺症にもなりかねません。

副鼻腔貫通

上顎を治療している際、治療機器の方向が、鼻の近くや上顎洞という空洞へ貫通してしまうという技術不足によるミスが起こることがあります。

手術ミス

顎の骨に穴を掘る方向自体を、歯科医師が技術不足によって通常と違う間違った方向で進めてしまったり、骨の硬さを考慮せず進めてしまい、隣の歯や骨にダメージを与えてしまう技術不足によるミスが起こってしまうことがあります。

手術後起こりうるリスク

術後の確認不足

術後、周辺組織とインプラント体が完全に結合しているかを確認しますが、施術者の判断力不足により、良好な状態でないのに治療を進めてインプラントに不具合が生じてしまうことがあります。

かみ合わせの不具合

上部の人工歯をセットする際、噛み合わせの調整不足で、インプラントが破損・倒れるなどの不具合につながることがあります。

アフターケア指導不足

インプラントを健康に保つために必要な、術後のメンテナンスをしっかりおこなえるシステムが確立できておらず、歯磨き指導やクリーニングなどが不十分でインプラントに不具合が生じてしまうことがあります。

インプラント治療後のリスクとは

インプラント治療は、術後しばらくして不具合が起こることもあります。これらは先にご紹介したように手術ミスが原因で起こるリスクだけでなく、生活の中でインプラントが関係して起こる不具合もあります。術後起こる可能性のある不具合の例をいくつか解説します。

腫れや痛み、痺れが続く

治療後に腫れや痛み、痺れなどが起こることはありますが、それらが長期的に続く場合は何かしらの不具合が起こっているサインです。

痛みが治まらない

治療後は、傷が回復するまで若干痛みを伴う場合もありますが、痛み止めを服用しても痛みが治まらず、我慢できない程疼く、といった症状は、インプラント治療が適切におこなわれていない可能性もあります。

インプラントが適切な位置でない

インプラントが適切な位置や角度で埋入されていないと、神経に当たってしまい痛みだけでなく痺れの原因にもなります。

細菌感染を起こしている

衛生管理が徹底された環境で施術が行われないと細菌感染のリスクが高くなります。施術中に細菌感染してしまうのです。

インプラントが固定されない

インプラントは、人工歯根部が骨と強靭に結合することによって噛む機能の回復を図る治療法です。インプラントが適切に埋入されていないことで、周辺組織の炎症が治まらないと結合が適切にできず、いつまでもグラグラしたりと安定しません。脱落や最悪の場合装置を撤去せざるを得なくなることもあります。

人口の歯が損傷する

人工歯を装着する際のかみ合わせ調整が不十分では、特定の歯に大きな負担がかかってしまいます。残存している歯にダメージを与えてしまったり、最悪の場合インプラントの人工歯の破折を招くことになってしまいます。また、アパットメントという人工歯根と人工歯をつなぐための装置の締め付けが不十分のまま治療を終了していると、人工歯が緩んで外れたり、破損の原因になってしまいます。

インプラント周囲炎になる可能性も

インプラントを支えるべき周辺組織が細菌感染を起こす「インプラント周囲炎」は、歯周病と同じ症状です。進行すると人工歯であろうとも、脱落の大きな原因の一つになってしまいます。治療中の衛生環境が悪く細菌感染する場合だけでなく、せっかくインプラント治療自体は成功していたのに、その後のメンテナンスが不足したことで起こる炎症もあります。

インプラントは治療後のメンテナンスをしっかりおこなうことが重要。セルフメンテナンスはもちろん、歯科医院でのメンテナンスも継続して受けることがとても大切です。

インプラントのリスクを回避するには?

インプラントのリスクを回避するには?

インプラント治療で起こるかもしれないリスクばかり聞いていると、なかなか治療に踏み出せないという方もいらっしゃるでしょう。しかし、インプラント治療は適切に施術がおこなわれ、術後のメンテナンスが徹底されていれば、リスクを恐れるような治療ではないのです。ただし、インプラントのリスクを回避するためのポイントはいくつかあり、要点を押さえたリスクを回避すれば、きっと天然歯の時のような機能を取り戻すことができますよ。

歯のメンテナンスを欠かさない

インプラント治療のリスク軽減のためには、まず、術前からのメンテナンスも大切です。インプラント埋入手術を受ける際に感染症のリスクを防ぐために、お口の中が清潔で健康な状態になってから治療をおこないます。

日常的に清潔な口腔環境を

手術前には歯周病にならないように予防もしましょう。また、すでに歯周病に罹ってしまっている場合は、先に歯周病治療を行ったうえでインプラント治療を受けましょう。

術後は定期的なメンテナンスを受けましょう

先にお話したように、インプラントの予後を左右するのは、術後のメンテナンスが適切か否かが重要なポイントです。アフターフォローがしっかりできている歯科医院でインプラント治療されることをおすすめします。

信頼できる歯科医院で治療してもらう

日本歯科医学会の調査で、インプラント治療を実施したことのある歯科医の4人に1人は、インプラント治療による不具合を起こした経験があると発表されました。インプラントの治療後、腫れや痛みに関するトラブルの相談が国民生活センターにも増えているのが現状です。主な不具合の症状として、神経麻痺、鼻の横にある空洞の炎症や異物の侵入、異常出血の順に多く、その要因の86%は最初に治療した歯科医師の技術や知識不足によるものです。

安いインプラント治療は慎重に!

最近では費用面で安価に謳ったインプラントの広告を目にするようになりました。確かに自費治療ですから、高額なイメージのあるインプラントを少しでも安くできるならと思ってしまいます。しかし、安価であるがゆえに、治療後すぐにダメになってしまっては本末転倒です。高度な技術を必要とするインプラントだからこそ、実績や技術、設備がしっかりと整った歯科医院を選んでいただきたいと思います。

まとめ

インプラントは歯科医が高度な知識と技術を要する治療であり、リスクはゼロではありません。術後のセルフメンテナンスではどうにもならない施術時のリスクは、患者側にはどうすることもできません。だからこそ、歯科医院選びに於ける一番のポイントは「信頼・安心して治療を受けられる」か?ということでしょう。

患者様に安心してインプラント治療を受けていただけるよう、吉岡歯科医院では最新の設備と確かな技術を持って日々の診療にあたっております。インプラント治療が気になっている患者様はぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。

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何らかの事情により永久歯を失ってしまった場合、人工的な修復物で喪失部分を補う必要があります。治療装置の選択肢は歯科医院によって違いがある場合もありますが、最近はインプラント治療が広まり、患者様の選択肢が増えてきています。今回は修復方法を決定する上で必要な、装置ごとの特徴やメリット・デメリットなどをご紹介したいと思います。
歯がなくなった時の選択肢とは

歯がなくなった時の選択肢とは

歯を喪失してしまった場合の修復方法を選択する際、インプラントと入れ歯で迷われる方も多いようです。どちらにもメリットとデメリットがあり、ご自身がこれから付き合っていく装置として、違和感なく生活の中で使いやすいものを選ばれるとよいでしょう。

虫歯や歯周病で歯が無くなってしまった

歯を失ってしまう理由はさまざまですが、偶発的な事故でなく虫歯や歯周病などが原因で歯を保存することができなくなって、失うことになってしまった場合は、装置を選択するにあたり気を付けていただきたいことがあります。

虫歯が原因の場合

神経が侵されるほど進行した虫歯を長期間放置しておくことが無い限り、虫歯は抜歯せずにできるだけ保存する治療をおこないます。装置は人工歯ですから、虫歯になることは100%ありませんが、残存している他の歯にかかる負担を考えると、これまでの食生活やお口の環境を改善していただくことが大切です。
装置と天然歯の接点に汚れが溜まれば、残存歯は虫歯になりますし、周辺組織が歯周病になってしまうことも考えられるからです。

歯周病で歯がなくなった際に気をつけることについて

さらに、歯周病で歯を失ってしまった場合は、装置を入れるにあたり虫歯で失った場合よりも注意点があります。
歯周病が重度で歯が保存できなくなったということは、歯を支える骨(歯槽骨)が吸収されて骨が薄くなっていることが多いのです。インプラントを選択する場合は骨に穴を開けて土台を埋入しますので、治療ができない、もしくは通常よりも手を加えないといけなくなります。また、入れ歯を入れる場合でも、入れ歯を支えるための歯茎の盛り上がりが少ないため、歯茎との接点である義歯床と安定しにくいこともあります。

インプラントがおすすめ

歯は一生のうち健康で過ごすために欠かせない大切なものです。単純に入れ歯とブリッジどちらを選択するかといえば、より天然歯に近い機能・審美性の回復の面からいうとインプラントをおすすめします。ただし、インプラントは保険適応外の治療であり、全額自費で高額な治療です。また、外科手術を伴う治療でもあります。適応条件や金額の目安など、次の項で喪失歯の修復方法を詳しくご紹介しますので参考にご覧ください。

インプラントと入れ歯、ブリッジの違いとは

喪失歯の修復方法は、基本的に、インプラントと入れ歯に加え、ブリッジという装置もいれて3つあります。まずはそれぞれの特徴をご紹介しますので、比較しながら、ご自身の好みと照らし合わせてみてください。

インプラントの特徴

インプラントは、失った歯のあった部分の顎の骨に穴を開け、人工歯根を埋入して土台を作ることから始めます。その後、土台がしっかり組織と結合したら、人工歯を単体ごとに被せます。歯根部分の支える機能も回復するため、噛む力の機能回復は天然歯とほぼ同じです。単独で修復することで見た目に人工歯だと気づかれににくい仕上りです。メンテナンスをしっかり持続すれば、寿命以上に長く使う事が期待きできる画期的な修復法です。

入れ歯の特徴

入れ歯は、失った部分の人工歯と、義歯床という歯茎と密着して安定させる土台でできた装置です。喪失部を含めたお口の歯型を採って口外で製作してお口に装着するため、準備のための治療や外科的処置を必要としません。数本ずつ失った部分のみ修復する部分入れ歯と、全ての歯を失った場合の総入れ歯があります。保険適応の装置であれば比較的安価に作ることができますが、保険適応のものは決められた材料で作られるため、装置がお口に入ることに違和感を感じる方もいらっしゃいます。

ブリッジの特徴

ブリッジとは、喪失歯の両側に残存歯がある場合、両隣の歯と連結する形で作られた装置を合着して固定する装置です。橋渡しした形であることから「ブリッジ」と呼ばれています。見た目には少し違和感がある程度でさほど目立たず、費用は基本的に保険診療ですが、中には保険適応外のものもあり、喪失歯の修復本数や素材などの自由度がアップします。

インプラントと入れ歯、ブリッジのデメリットとは

インプラントと入れ歯、ブリッジのデメリットとは

入れ歯のメリット・デメリット

メリット

入れ歯は保険適応で作ることができるため、費用を押さえることができます。また、喪失部以外を修復や手術する必要もなく、短期間でできるため身体的負担も大きくありません。
保険外の材料で精密に作られる違和感の少ない入れ歯を選択することもできます。
外科的手術も必要ありませんし、保険適応の入れ歯であれば費用を抑えてで作ることができるので、通院や費用面で負担は軽いでしょう。

デメリット

噛む力の機能回復は天然歯の4分の1程度で、固いものが噛みにくくなる方が多いようです。部分入れ歯の場合は両隣の歯にバネをかけて固定することが多く、固定される歯はバネの掛かる部分の歯質を少し削る処置をしたり、バネの当たる部分が虫歯になってしまう確率も高くなります。また、入れ歯の部分は歯の根っこがないため、噛んだ際の刺激が内部に伝わらず、顎の骨が1年に0.5㎜吸収して歯茎が痩せる傾向にあります。このように他の部分に負担をかけることで不具合が起こりやすく、装置の寿命も4年程度と短くなってしまいます。

ブリッジのメリット・デメリット

メリット

入れ歯やインプラントに比べ、少ない来院回数で治療することができます。保険適応の治療で、入れ歯よりも寿命が長く丈夫です。装着感は安定感があり外れないように合着しているため、従来通り歯磨きの際に一緒に装置を清掃することができます。装置の寿命も8年と長めです。

デメリット

噛む力の機能回復は天然歯よりもやや劣る程度。支えとなる歯に負担が分散されて大きくなってしまうため、悪くなかった筈の歯まで不具合を生じることもあります。装置の中央の人工歯の下は歯根が無く汚れが溜まりやすいので、装置の下や内部で2次的虫歯になったり、周辺組織の歯周病などにも注意が必要です。金属アレルギーのリスクも伴います。また、ブリッジは保険での適応部位が決まっており、自由度を増したい場合は保険適応外となります。

インプラントのメリット・デメリット

メリット

噛む力の機能回復は天然歯とほぼ同じ咬合力まで回復できます。隣り合わせる歯に負担をかけることなく単独で修復することができるため、見た目に人工歯だと気づかれににくい仕上りです。装置の寿命は10~15年といわれており、10年後も正常に機能している確立は96%という研究結果があります。メンテナンスをしっかり行えば、とても寿命の長い装置です。

デメリット

顎の骨に外科的処置を要するため、骨の状態や持病などによっては適応できない場合もあります。外科的手術を受け、しばらく組織が結合するまで期間を置いて人工歯装着(完了)までかかるため、実質の治療期間は長くかかります。費用は保険適応外治療となり、全額自己負担(自費)と高額です。

まとめ

ひと昔前まで、歯を失ったら入れ歯にするイメージが強かったかも知れませんが、昨今インプラント治療の技術は急速に躍進し、天然歯のようにいつまでも美味しくしっかり噛んで食事ができる修復方法として選択する方も増えてきています。一方、費用や治療による負担を考えて迷う方もいらっしゃるでしょう。
五十嵐歯科ではインプラントの高度な知識・技術を持った歯科医師や専門スタッフが診療にあたっています。気になる方は、ぜひ当院へ一度お気軽にご相談ください!

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歯を失ってしまった人にとって、インプラント治療というのは、自分の歯のように噛める、見た目も良い、というような点で大変魅力的だと思える治療ではないでしょうか。そのため、高い治療費を払ってでもインプラント治療を受けたいと望む人は後をたちませんし、実際に治療を受ける人もだんだん増えてきています。高額な治療費を払うんだから長く持って当然だと思われがちなインプラント治療ですが、数少ないケースでは早期にダメになってしまう場合もあります。どのようなケースにおいてインプラントが早期に脱落してしまうのか、見ていきましょう。
インプラントがダメになる

高い成功率を誇るインプラントでも早期にダメになることがある

インプラントの成功率は高いことで知られ、10〜15年の生存率(口の中に残っている年数)が90%以上だと報告されています。この結果を聞くと、ほとんどのケースでは長持ちすることがわかりますが、1割程度のケースではそこまで持たせることができない、ということがわかります。また、その中にはかなり早期にダメになってしまうケースも含まれます。1割というと少数派だと感じられるかもしれませんが、自分に全く関係ないとも言えないくらいの割合です。統計によると、次の3つのケースが、それぞれ5%くらいの頻度で現れるとされています。

1.インプラントを埋め込んだ後、骨とインプラントがくっつかない
2.被せ物をした後、早期(1年以内がほとんど)にインプラントが脱落してしまう
3.被せ物をした後、5〜10年ほどしてからインプラントが脱落してしまう

インプラントが早期に脱落してしまう原因

インプラントが長持ちせず、早期に脱落してしまう原因として、次のようなものが考えられます。

インプラントをした骨の質が悪い

特に上の顎の骨というのは、骨がスカスカであることが多く、骨の密度が十分でない場合があります。そのようなケースでそのままインプラントを行なった場合、うまくインプラントと骨がくっつかず、早期に抜け落ちてしまうことがあります。

オーバーヒート

オーバーヒートというのは、ドリルでインプラントを埋める穴を開ける際、ドリルを押し付けすぎたり、冷却が足りないことが原因で骨が加熱されすぎてしまう、つまり骨が火傷をしてしまうような状態です。特に骨が硬い場合には削りにくいため、特に経験の浅い歯科医師の施術で起こりやすい傾向があります。

インプラントに対して穴が大きすぎた

インプラントの大きさとドリルで開けた穴の大きさはぴったりとあっている必要があります。ところが、インプラントよりも穴が大きくてゆるい場合、インプラントと骨がうまく結合しなく抜け落ちてしまいます。こちらも未熟な歯科医師で起こりやすいミスです。

インプラント周囲の細菌感染

インプラント手術を行う前に、歯周病治療をきちんと済ませていなかったり、お口の清掃状態が悪いと手術後に細菌感染を起こしやすくなります。手術に使われる器具や機械の消毒や滅菌がしっかりと行われていない場合にも、同様に細菌感染リスクは高まります。また、手術を行った後にインプラント周囲の清掃が不十分であったり、行うべきメインテナンスを怠ったりした場合にも、常に感染の危険はつきまといます。インプラントが成功するためには、たとえインプラントが一旦骨にくっついたとしても、感染が起こらないように注意し続ける必要があります。

術後に無理な力が加わった

インプラント手術の後というのは、骨とインプラントがくっつくよう、その場に力をかけないようにしておく必要があります。必要以上に舌や指で押してみるというような行為は、インプラントと骨の結合を阻害してしまいます。

喫煙

喫煙

喫煙は、歯茎の血行を悪くし、免疫力を下げてしまうため、お口の傷の治りを悪くし、感染を起こしやすくしてしまいます。

歯ぎしり

強い歯ぎしりというのは天然歯に大きなダメージを与え、歯を失う原因にもなっています。インプラントは、歯と骨の間に歯根膜というクッションがある天然歯と違い、骨とじかに結合しているため、歯ぎしりのような強い噛み合わせのダメージを特に受けやすく、その状態が続くことによってインプラントが抜け落ちてしまうことがあります。

噛み合わせの過負担

噛み合わせというのはずっと一定であると思われがちですが、長年噛んでいるうちにだんだんと変化していきます。インプラントを埋め、かぶせた直後には噛み合わせの調整を十分に行ってから装着しますが、定期的にも噛み合わせのバランスをチェックし、必要に応じて噛み合わせの調整を行う必要があります。これを怠っていると、いつのまにか噛み合わせが過負担になってしまい、インプラントが抜け落ちることに繋がりかねません。

インプラントを長持ちさせるためには、まず技術の面でも設備の面でも安心できる歯科医院選びがもっとも重要だと言えます。そして、お口の適切なケアをする、定期的なメインテナンスを受け、健康的な生活を送る、というようなことに注意することで何十年もインプラントを持たせることは十分可能です。吉岡歯科医院では膨大な数のインプラント手術を行っており、長年にわたって患者様の厚い信頼を得ております。是非お気軽にご相談ください。

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インプラントに興味はあるけど果たして自分に合っているのかな?と疑問に思っている方もいらっしゃることでしょう。インプラントは他の治療法に比べて高額な費用もかかりますし、「治療を受けてみたけどやっぱり自分には合わなかった・・」という風にはなりたくないですよね。そこで今回は、インプラント治療がどのような人に合った治療なのか、ご紹介していきます。

インプラント治療が合っているのはこんな人

ブリッジは両隣の健康な歯を削る

健康な歯を削りたくない人

インプラント治療の魅力の一つは、周囲の歯を削ることなく、単独で歯をおぎなえるところです。1本、2本歯を失った場合に最も行われている治療はブリッジ治療ですが、この治療法は気軽に短期間でできる反面、かぶせるために隣の歯をたくさん削らなければなりません。もしも両隣が元々クラウンの被っている歯であれば、クラウンを外してブリッジにして被せ直すだけですので、さらにダメージが加わるわけではありませんが、まっさらな歯や小さな詰め物が入っているだけの歯の場合、削るダメージは相当大きいということを覚えておかなければなりません。

残っている歯にダメージをなるべく与えたくない人

これは上の「健康な歯を削りたくない人」にも通じることですが、インプラント以外の治療法は、もれなく周囲の歯にダメージや負担がかかってしまいます。インプラント以外の歯を補う治療法として、ブリッジ治療と入れ歯治療がありますが、ブリッジの場合には歯をたくさん削る必要があるということと、両隣の歯に噛み合わせの負担が余計にかかってしまうということが挙げられます。入れ歯の場合は、隣の歯に金具をかけて固定しますので、噛むたびに金具によって歯が揺さぶられ、歯周病にかかりやすくなってしまうことや、金具の部分が虫歯になりやすいことが欠点として挙げられます。

天然歯のように噛みたい人

インプラントの優れている点の一つに「天然歯のようにしっかりと噛める」というのがあります。噛む効率は入れ歯の場合は良くて天然歯の30%程度、ブリッジの場合は天然歯の60%程度だと言われていますので、天然歯のように何でもしっかり噛みたいという人にとっては特にオススメです。

装置を外してお手入れしたくない人

インプラントははたから見ても何か装置が入っているようには見えません。特にセラミックを被せた場合には天然の歯のような見た目になります。歯のお手入れ方法も天然歯の場合と同じで、そのまま普通に歯を磨くようにすれば大丈夫です。一方入れ歯の場合には、取り外していちいち入れ歯を洗い、残っている歯の方も別に磨く必要があります。ブリッジの場合には、つなぎの部分など装置自体の形が複雑ですので、隅々まで磨くのが困難です。

顎の骨がしっかり残っている人

顎の骨のレントゲン写真

インプラント治療は顎の骨にインプラントの歯根を埋めなければならない都合上、顎の骨がしっかりしていないと難しくなってきます。そのため顎の骨の厚みがしっかりと残っている人には非常に向いています。ですが、最近では顎の骨のボリュームが少なくてもインプラントができる技術が色々と開発され、インプラントができる適応症が広がってきています。

お口のケア・歯医者でのメインテナンスがしっかりできる人

インプラントは生体に半分埋まっている状態なので、細菌感染に特に注意が必要です。細菌感染が起こり、それが進むとインプラント周囲の骨が溶けてインプラントが抜け落ちてしまうからです。そのため毎日の歯のお手入れがしっかりとできる人、そして定期的に歯医者でのメインテナンスにしっかりと通える人でなければ、せっかく埋めても長持ちさせることができません。

タバコを吸わない人

タバコはインプラントの大敵です。そもそもタバコは歯にとっても大敵なものであり、タバコを吸うことで歯周病のリスクが5倍以上にも跳ね上がり、しかも歯周病治療を行なっても治療の効果が出ず、歯を失う原因になりやすいのです。これはそのままインプラントにも同じことが言えます。タバコを吸っている限り、インプラントは早くダメになりやすいため、インプラントをお考えの人はタバコをやめるのが賢明です。

入れ歯が合わなくて困っている人

歯を失う本数が多くなるほど、入れ歯を使用している人が多くなってきます。ブリッジは多数歯の欠損には対応できないからです。ただ、入れ歯というのはなじみやすい人、なじみにくい人がいます。入れ歯を我慢しながら使っている人もいることでしょう。多数の歯を失った場合にもインプラント治療は可能です。どうしても入れ歯が辛く、生活の質に問題が出ているようであれば、一度インプラント治療が可能かどうか、歯科医院で聞いてみることをおすすめします。

上で挙げた特徴に該当する数が多いほど、インプラント治療が合っている可能性があります。ただ、インプラントは全ての人にとってベストな治療というわけではありません。入れ歯であっても問題なく使えているならばそれはそれでいいことなのです。インプラント治療が合っているかどうかは、個人個人の健康状態、経済状態、ライフスタイルなどにも左右されますので、興味のある方は一度、吉岡歯科医院にお気軽にお問い合わせください。

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インプラント手術を行う場合、どんなケースでも問題なくできるわけではありません。歯を失う主な原因としては歯周病や虫歯、歯の破折などが挙げられますが、それらの原因によって歯の周囲の骨が吸収され、減ってしまうケースは意外に多く、そのままの骨の状態にインプラントを埋めようとしても骨が十分でないことは珍しいことではありません。インプラントを行う際に骨が足りないケースにおいて行われるのが、「骨造成手術」と呼ばれる手術ですが、今回はソケットリフトとサイナスリフトと呼ばれる骨造成手術についてご紹介していきます。
上の奥歯の骨造成手術を行う歯科医

上の奥歯に骨の厚みが少ない場合の骨造成手術

上の奥歯のインプラントを行う場合、骨が足りないというケースは頻繁に見られます。これは解剖学的に、上の奥歯の上方に副鼻腔の一つである「上顎洞」があり、もともと上の奥歯と上顎洞(サイナス)の位置が非常に近い、ということがあるためです。風邪をひいて副鼻腔炎を起こすと、まるで奥歯が痛いように感じることが多いのは、両者の位置が非常に近いことが原因になっています。このようにもともと骨の厚みが少ない状態であるのに、歯周病や虫歯が進んでできる歯根周囲の感染などが原因で歯を失ってしまうと、さらに骨は吸収されてしまい、ますます骨が足りない状態となってしまいます。

このようなケースでインプラントを行おうとする場合、そのまま無理やりインプラントを埋めてしまうと、上顎洞にインプラントが突き抜けてしまったり、噛んでいるうちに上顎洞に落ちてしまったりする恐れがあります。そのため、ソケットリフトまたはサイナスリフトと呼ばれる骨の造成手術を行う必要性が出てくるのです。

ソケットリフトとは

ソケットリフトは、上顎洞までの骨の厚みが4ミリ〜5ミリ以上残っているケースにおいて行われる骨造成手術です。ソケットリフトの手術は、歯の生えていた歯茎から行いますが、歯を抜いてすぐに行うケースではその穴からアクセスしていきます。まず、骨にドリルで穴を開けていきます。そこで上顎洞まで約1ミリの骨を残した状態でドリルを止め、その部分をトンカチのような器具を使って叩くと、底に残った骨と上顎洞の粘膜が挙上されます。そして、その穴の奥に移植骨を入れたのちにインプラント体を埋め込んでいきます。あとは骨と結合するのを待ち、しっかりと結合したら人工歯をかぶせます。ソケットリフトは手術部位が狭く、手術による体の負担も少ないため、そのぶん痛みや腫れも少なくて済みます。

サイナスリフトとは

サイナスリフトは、ソケットリフトを行うケースよりもさらに骨が少ない場合や、多数のインプラントを一度に行う場合に行われる骨造成手術です。つまり、たくさんの骨を作りたい場合や、広い範囲で骨を作りたい場合に行われます。サイナスリフトの手術は、上あごの歯茎の側面に切開を入れ、その部分から行います。歯茎を開き、骨の面を露出させ、注意深く骨を削っていくと、上顎洞の粘膜が露出します。その粘膜と骨をゆっくりと破らないように剥がしていき、できたスペースを移植骨で埋めていきます。その後、傷口を閉じ、骨ができるまで3ヶ月〜6ヶ月くらい待ち、骨がしっかりできているのを確認してからインプラント手術を行なっていきます。手術の範囲はやや広めとなるため、手術後は痛みや腫れが数日出る可能性があります。

歯科医と相談する患者

ソケットリフトとサイナスリフト、どちらにするか

ソケットリフトは狭い範囲で、より骨の厚みが比較的あるケース、サイナスリフトは広範囲で、より厚みが少ないケースにおいて行われるというのが大きな違いです。どちらの治療法が合っているかというのは骨の厚みやインプラントの本数などを総合的に判断して決まってきます。サイナスリフトの方がソケットリフトに比べて大掛かりな手術となるため、治療期間が長く、費用も高くなる傾向があります。このような点で判断すると、ソケットリフトの方が良いと感じられるかもしれませんが、サイナスリフトにも大きな利点があります。例えば、サイナスリフトは手術範囲が広く、骨もたくさん移植できるため、そのぶん、長めのインプラントを入れることができますし、手術場所が目視できるため、手術で失敗するリスクも低くなります。

その一方、ソケットリフトは、ある程度の骨の厚みがないと行うことができず、また、移植する骨も少量しか入れられないため、長いインプラントを使用することができませんし、上顎洞の膜を上げる際、目視下で行えないため、上顎洞の膜を誤って傷つけてしまうリスクが高くなります。ですが、両者は一長一短に比べることはできません。手術を行う歯科医師の技術によっても治療結果が大きく変わりますし、場合によってはどちらもできないこともあります。

インプラントを行う際に骨が足りない場合には、担当医とよく相談し、メリット、デメリット、リスクなどをよく確認し、十分に納得した上で治療を受けるようにしましょう。

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インプラントは人工物ですが、天然の歯の歯茎が炎症を起こすことがあるように、インプラントの周囲の歯茎も炎症を起こすことがあります。そして、その状態を放置していれば、歯周病のように病状が進み、やがてインプラント自体の存在を脅かすような事態へと進行していきます。ただし、その病状の進み方はインプラントの方が天然歯よりも深刻であるため、インプラントが入っている、もしくは入れようと考えている人はそこをよく理解しておく必要があります。
インプラントと天然歯、周囲組織の構造の違い

インプラントと天然歯、周囲組織の構造の違い

インプラントは天然歯とそのままそっくり代わるものだと思っている人もいるかもしれません。外側から見ると、なんら自分の歯と変わらないように見えるため、そう考えてしまうのも当然と言えば当然です。しかし、目で見えない部分の構造というのは全く同じではありません。
インプラントの歯根部分は骨と直接結合しています。この結合様式をオッセオインテグレーションと呼んでいます。また、歯茎とは触れ合ってはいますが、しっかりと付着してはいません。

一方天然歯の場合は、歯根表面にあるセメント質と骨との間に歯根膜という靭帯が存在し、その靭帯が噛んだ時の衝撃を緩和する役割をしています。また歯茎の線維は、歯根の表面にあるセメント質にしっかりと付着して、簡単には剥がれません。

インプラントが天然歯よりも周囲炎に気をつけなければならない理由

インプラントは天然歯より感染に弱い

天然歯とインプラントでは、まず感染に対する抵抗力が違います。その理由として、天然歯の場合、歯茎、歯根膜、歯槽骨の三箇所から血液が供給されているのに対し、インプラントの場合は、歯根膜がありませんので、歯茎と歯槽骨の2箇所からしか血液供給がなされません。血液の供給が少ないと、感染防御の役割を果たす白血球が少なくなるということですので、インプラントはより感染しやすい状況だということが言えます。

インプラントは天然歯よりも炎症が奥に進みやすい

インプラントは天然歯よりも、ひとたび炎症が起こってしまうと、奥にどんどん炎症が進んでしまいやすい傾向があります。これはセメント質のあるなしが決め手となっています。天然歯の場合だと歯根表面にあるセメント質の中に歯茎の線維がしっかりと入り込んでいて両者が強固に結合し、細菌の侵入を防いでいます。それに対し、インプラントの場合、セメント質が存在しないため、歯茎とは全く結合しておらず、ただ両者は触れ合っているだけです。そのため、細菌が入り込みやすく、奥の方へと炎症が進行しやすいのです。

インプラントは噛み合わせのダメージを受けやすく、しかも気づきにくい

インプラントが天然歯よりも周囲炎に気をつけなければならない理由

噛み合わせの力が過度にかかってしまうと、歯をダメにしてしまうことがあります。これはインプラントに関しても同じことが言えますが、インプラントの場合には、天然歯よりもダメージを受けやすいため、特に注意が必要です。これは、骨との間に歯根膜があるかどうか、というのが決め手となっています。つまり、天然歯の場合には骨との間に歯根膜というクッションがあるのに対し、インプラントにはそれが存在しません。天然歯は、歯にかかった力をうまく緩衝し、また、異常な力がかかると、痛みというサインを出して私たちに危険を知らせてくれますし、歯周組織にダメージを受けてもそれを修復させるような働きもあります。また、骨が下がってくると歯がグラグラして、歯周病が進行していることを私たちに知らせてくれます。

しかし、インプラントの場合、歯根膜がないため、強い力がかかるとその力は緩衝されることなく骨に伝わりますし、痛みも感じにくい構造となっています。また、骨が溶かされてきたとしても、骨と数ミリでもくっついていればグラグラすることもありません。そのため、インプラントが危険にさらされているサインを私たちが感じ取ることが難しく、そのまま噛み合わせのダメージを与え続けることになりかねません。

感染した後の治りのスピードが違う

天然歯とインプラントでは、新陳代謝の仕方、サイクルにも違いがあります。天然歯の場合、新陳代謝の方向が、歯茎の溝の中の古い異物を排除するような方向でなされ、新陳代謝のサイクルに関しては大体1〜2週間程度だとされています。そのため、歯茎に細菌感染が起こったとしても、その後しっかりと歯磨きをしたり、クリーニングを受けることで、ダメージを受けた細胞は排除され、健康な細胞の再生が期待できます。

ところが、インプラント周囲の歯茎というのは、新陳代謝の方向が、歯茎の溝の中の異物を排除するような流れではなく、単に奥から表面に生まれ変わっていくだけであること、そして、歯茎の新陳代謝のサイクルは天然歯の場合の3分の1程度と遅く、一旦歯茎が炎症を起こすと、治るまでに3倍もの期間を要することになります。そのため、非常に治りが遅く、その間進行が進みやすいのです。

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インプラントは決して簡単な治療ではなく、歯科治療の中でもことさら特殊な技術や解剖学的な知識、センス、経験が求められる治療です。最近ではますます多くの歯科医師がインプラント治療を行うようになってきていますが、それと同時に数々のインプラントトラブルが起こっていることも事実です。特に上の奥歯のインプラントは治療が難しい場所の一つであり、残念な事例が多く起こるところでもあります。上の奥歯のインプラントはなぜ難しいと言われているのか、ご紹介していきます。
上奥歯のインプラントが難しい理由

上奥歯のインプラントが難しい理由

上奥歯のインプラント治療が難しい理由として、次のようなことが挙げられます。

骨が薄いことが多い

上の奥歯が埋まっている上の方には上顎洞と呼ばれる副鼻腔の一つが存在しています。つまりほっぺの骨の内側の部分であり、その部分は大きな空洞になっています。上の奥歯と上顎洞の距離は人によっても違いますが、近接していることが多く、中には上顎洞の内部に歯根の一部が入り込んでいるような状態になっていることも珍しくありません。

そのため、上の奥歯を抜いた後、インプラントをしようとしても、インプラントを埋められるほどに骨の厚さがない、ということが頻繁に起こります。歯を抜くことになる原因として多いのが、歯周病や根尖病巣というような、「骨のボリュームを失ってしまう病気」であるため、骨の厚さは元々よりもかなり減ってしまうことが非常に多いのです。

骨がスカスカである

上顎の骨というのは、骨の質がスカスカであるのもインプラント手術のハードルを高くしている要因の一つです。このような発泡スチロールのような骨は海綿骨と呼ばれ、下顎の硬い緻密骨とは対照的です。スカスカの部分にインプラントを埋めても骨と結合しにくく、強い力をかけるとインプラントが抜けてしまうこともあります。

でも現在は、このような難しい条件であっても、上の奥歯のインプラントの成功率が他の部位とそれほど変わらなくなってきました。その理由として、インプラントを埋め込む技術の進歩、インプラントの表面性状の改良、インプラント治療で使用する人工骨材料、というような歯科材料の進歩によるものが大きいと言えます。

上奥歯で骨が薄い時に行われる対処法

上顎の奥歯部位で十分な骨の厚みがない場合に行われる対処法として、次のような方法があります。

ソケットリフト法

ソケットリフトは、部分的上顎洞挙上術とも呼ばれるもので、その名前の通り、上顎洞の底の部分を挙上し、それによってできたスペースに人工骨を補填してインプラントを埋める厚みを取る方法です。骨の厚さが4〜5ミリくらいある場合に行われます。

サイナスリフト法

サイナスリフトは、上顎洞底挙上術と呼ばれるもので、ソケットリフトを行うケースよりもさらに骨が薄いケース、あるいは同じ側の奥歯に多数のインプラントを同時に行う場合に行われます。上顎洞の前部に当たる部分の歯茎を切開して、骨をむき出しにし、骨の一部を開け、上顎洞の内側にあるシュナイダー膜を剥離し、上に挙上します。そして下部にできたスペースに人工骨を多量に補填し、その後数ヶ月置いて骨がしっかりとできたらインプラントを埋入していきます。

傾斜埋入法

この方法は、ソケットリフトやサイナスリフトとは違い、人工骨の移植を行わない治療法です。上顎洞や上顎結節、犬歯窩というような危険部位を意図的に避けて斜めにインプラントを埋め込むことで、長いインプラントを埋めることができます。

上奥歯で骨が薄い時に行われる対処法

上奥歯でインプラントを行う場合のリスク

上の奥歯部分にインプラントを行う場合のリスクとして、上顎洞炎や、インプラントが上顎洞の中に落ちてしまう、というようなことがあります。日本人の上奥歯部分の平均的な骨の厚さは4ミリくらいだと言われています。それゆえ、そのままではインプラントを行うことはほぼ不可能であり、無理やり行うと、インプラントが上顎洞に突き抜けてしまいます。それを防ぐために上でご紹介した上顎洞を避けて埋める方法や、骨のカサを増す方法が行われます。ですが、このような手術を行なう際に、上顎洞の粘膜に触れることが原因で上顎洞炎を起こすことがあります。かなり手術がうまくいく場合でも、数日間は上顎洞炎を起こすことが実際にはよくあります。

もし上顎洞炎が起こってしまった場合には、適切な対処が必要になります。治療法としては、抗生剤の服用で良くなることが多いですが、それでも良くならない場合には耳鼻科的な対処も必要となってきます。

吉岡歯科医院では、このような上顎洞炎を極力予防するために、インプラント手術の前には必ずCT撮影を行い、上顎洞までの距離や上顎洞の状態を確認し、注意深く手術を行なっています。もともと上顎洞に炎症を起こしやすい人の場合、炎症がなかなか引かないことが多いため、鼻の調子が悪く、換気の状態が悪い場合には、インプラント手術の前に耳鼻科的な対応をすることで、上顎洞の状態を良くしておくこともあります。

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