治療の流れ
step1.
カウンセリング・検査
患者様のお悩みやご要望を納得いくまでご相談ください
インプラントを行う前に、まずはカウンセリングにて患者様のお口のお悩みやご要望をじっくりお聞きし、既往歴や現在の健康状態についてもお伺いします。
インプラント治療について、メリットやデメリットも含めたご説明、他の治療法についても同様にご説明させていただき、治療にかかる費用や大体の治療期間の目安などをお伝えします。
インプラント治療に同意が得られれば、お口の状態の検査・レントゲン・CT撮影を行い、治療計画の立案をし、具体的な治療費や治療期間をお伝えします。
カウンセリングルーム
カウンセリングは、プライバシーが守られる個室で行いますので、第三者に話を聞かれる心配はありません。また、様々な画像などを用いながらわかりやすくご説明いたします。
低被曝・高解像度CT
インプラント治療にはレントゲン撮影だけでなく、立体的に骨や神経、血管の位置が把握できるCTが必須です。
当院では、CT撮影装置として高品質の「ファインキューブ」を備えており、インプラント治療を受ける方に無料で撮影を行なっています。この歯科用CTは低被曝で、医科で使われるCTの50分の1の被曝量というのも特長です。
患者様からよくお問い合わせいただくご質問をまとめておりますので、ご参考にしていただき、ご不明な点はカウンセリング時に詳しくご相談ください。
契約するかどうかは、じっくりお悩みください。
治療計画に同意をいただけたら、契約書にご記入いただき、日にちを決めてインプラント治療に入る流れとなります。もちろん、治療計画を提示されたその日にすぐに決めていただく必要はありません。大切なことですから、ご自宅に持ち帰ってご家族の方とご相談の上、十分に検討していただいてから、後日契約していただくことも可能です。
step2.
手術前準備
インプラント手術をスムーズ・快適に行うための前準備
インプラントはただ骨に埋めればいいというものではありません。インプラント手術を行う前に、シミュレーションソフトを使ってインプラントを埋め込む理想的な位置を決定し、サージカルガイドでその位置に確実に埋め込めるようにします。
また、インプラントを埋めた後に見た目に支障が出ないよう、あらかじめ仮歯を入れるための型取りをし、最終的な歯が入るまでにお使いいただくきれいな仮歯を準備しておきます。
充実した設備
step3.
インプラント埋入手術
感染防止対策を万全に、痛みを感じないリラックスした状態で手術
インプラント手術は、細菌感染を起こさないよう、万全な感染防止対策がなされている無菌手術室にて行います。また、サージカルガイドを用いた手術により、手術の時間を最小限に、そして術後の痛みや腫れも抑えられます。手術中は、局所麻酔に加え、リラックス麻酔を施すことで痛みを感じることもなく、快適です。
静脈内鎮静法(リラックス麻酔)
手術中に静脈内鎮静法を行うことで、半分眠ったような気持ちの良い状態で、緊張や不安を感じることなく、手術を受けることができます。また、痛みを感じにくくする効果もあります。
step4.
個室で術後回復
リラックスして術後回復
インプラント手術を受けられる患者様のためのプライベートルーム(個室)です。室内には生体モニター、専用お手洗い、鍵のかかるロッカー、そしてリラックスできるようにソファがあります。
step5.
2週間後:消毒・仮歯の調整
手術後傷口が落ち着いてきたら抜糸
手術後、問題がなければ約2週間後に消毒・抜糸、必要に応じて仮歯の噛み合わせの調整を行います。その後も、仮歯の噛み合わせや使い心地に問題があれば、随時調整を行なっていきます。
安静期間
インプラントは骨と結合して一体化しますが、しっかりと結合させるために安静期間を設けます。安静期間は治療を行う場所や骨の状態によっても違ってきますが、数ヶ月(2〜6ヶ月程度)です。
step6.
かぶせ物の型取り
いよいよ治療の最終段階
かぶせ物までもう一歩です!
かぶせ物までもう一歩です!
骨とインプラントがしっかりと結合したのを確認して、最終的なかぶせ物の型取りを行います。インプラントを埋め込んだ後に歯茎で覆う2回法の場合は、型取りの前に歯茎を切開して(二次手術)インプラントの頭の部分を出し、かぶせ物との接続部分となるアバットメントを装着して型取りを行います。
二次手術
インプラント手術には、手術の回数によって1回法と2回法があります。どちらの治療法になるかは、骨の状態などによっても異なりますが、2回法の場合には、型取りをする前にインプラントの頭出しをする手術が必要です。ただ、手術といっても歯茎に少しだけ切開を入れるだけの簡単な処置で、術後に痛みや腫れが出ることはほとんどありません。
step7.
かぶせ物の装着
きれいで丈夫な最終的なかぶせ物が入ります
オーダーメイドで作製した最終的なかぶせ物を装着します。型取りの際、噛み合わせを厳密に採取し、患者様に合った色合いもしっかりと確認した上で作製に取りかかりますが、出来上がった時点で噛み合わせや形、色合いがしっくり来ない場合には修正することも可能です。
技工室
当院では、歯科技工士が常駐しており、インプラントの技工物から、オールセラミックというような審美的なものまで、すべて高品質のものを製作しています。
院内技工所には、ミリングマシンのF1や、セラミックの技工物をCAD/CAMというデジタル技術で制作できるセレックシステムなど取り揃え、患者様のあらゆるご要望にこたえられる体制を整えています。
step8.
メンテナンス
定期検診やクリーニング、噛み合わせチェック
インプラントを良い状態で長くお使いいただくためには、天然歯と同様に、ご家庭での念入りなケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。
メンテナンスの間隔は、お一人お一人の状況によっても異なりますが、一般的には3〜6ヶ月に一度くらいの間隔で来院していただき、定期検診やクリーニング、噛み合わせチェックなどのメンテナンスを行います。
インプラント周囲炎にかからないことが大切です
インプラントは人工物であり、虫歯にはなりませんが、インプラントを支える骨などの組織が細菌感染すると、「インプラント周囲炎」を起こすことがあります。インプラント周囲炎は天然歯でいう「歯周病」に相当するもので、進行すると骨が失われ、インプラントが抜け落ちる原因となります。
インプラント周囲炎にかかるかどうかは、患者様のケアの仕方によるものが大きく、しっかりとメンテナンスを行なっていくことで、長く良い状態でインプラントをお使いいただくことが可能になります。