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【名古屋】インプラント前のカウンセリングでは何を聞かれるの?

施術が丁寧な歯科医院でインプラント治療を受ける場合、施術前にしっかりカウンセリングの時間を取ってくれます。
しかし、「カウンセリングで何を聞かれるのだろう」「何となく良さそうだからインプラントを検討しているだけで、
まだ本格的なカウンセリングは気が引ける」という不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回は、インプラント治療前のカウンセリングで何を聞かれるのか、解説します。

インプラントのカウンセリングはなぜおこなわれる?

インプラント手術の前にカウンセリングがおこなわれるのは、患者さん一人ひとりによりお悩みや要望、予算や体調などが違うためです。
インプラント手術をすることで解決できる口内の悩みは多いですが、もしも残った天然歯を抜歯したくないという要望があれば、
インプラントではなく入れ歯やブリッジなど、他の解決方法を提案した方が良いことがあります。

また、予算を考えるとオールオン4が向いている患者さんも、体調次第ではインプラントが望ましくない患者さんもいるでしょう。
カウンセリングによって、お悩みや要望、体調や予算などを聞けば、患者さんに合わせた治療法をご案内できます。
患者さんにとっても、カウンセリングで抱えている疑問や不安を解消でき、治療の流れや金額などに納得してからインプラントに進めるというメリットがあります。

インプラントのカウンセリングで聞かれることとは?

では、実際にインプラント手術のためのカウンセリングでは何を聞かれ、どのようなことをするのでしょうか。
ここでは、具体的に聞かれることを4つ見ていきます。

1.治療方針に関する要望

主に聞かれるのは、治療に関する要望です。

といっても、具体的な治療方針やお願いしたいことを的確に言えなくても問題ありません。
まずは「今、何に困っているか」「歯のことで将来的に不安なことは何か」を伝えましょう

例えば「歯が痛い」「冷たいものを食べるとしみる」など今すぐにでも解決したいことがあれば、優先的に伝えましょう。
その他、「歯の着色が気になる」「歯がない箇所に義歯を入れなければと思っているが、どんな義歯がいいのか分からない」など細かい部分も相談してください。

少しでも気になっていることを伝えれば、インプラントに限らず解決方法を歯科医院側が提案してくれるはずです。

2.生活習慣

歯の健康を維持するには生活習慣も大切です。

治療をしただけで終わりにせず、長く使える歯にしていくことが大切なので、生活習慣に関するヒアリングもおこなわれます。

白い歯とインプラント模型

・歯磨きの頻度、やり方
・食生活
・喫煙の有無
・飲酒の有無
・食事に関する趣向(甘いものが好き、炭酸飲料が好き、など)

生活習慣を短期間で大幅に変えるのは難しくても、生活習慣に合ったケア法を学び少しだけ改善を意識するだけでも変わります。
「重いものを持つ仕事なので歯を食いしばることが多い」など何気ない内容であっても、使う義歯の素材を固いものに変更するなど治療方針に影響することもあります。

また、治療後の経過観察をするため、どの程度の頻度で通院できそうかヒアリングする歯科医院も多いです。
生活習慣が乱れているからといって歯科医院で怒られることはないので、まずは現状をそのまま伝えてみましょう。

3.予算

歯科医院での治療費は、治療内容により大幅に変わります。

健康保険が適用される範囲で小さな治療をするだけであれば数千円程度で済みますが、
インプラントなど自費で広範囲を治療する場合は数十万円になることも珍しくありません。

良い治療であっても予算を超えている場合、支払いに無理が生じてしまうので要注意です。

まずは予算をしっかり伝え、その範囲で最適な治療になるようアレンジしてもらいましょう。

また、「そもそもどの程度の予算を提示すればいいのかわからない」という人でも、カウンセリングを丁寧にしてくれる歯科医院であれば安心です。
どの治療であればいくら、別の治療であればいくらと、およその予算を教えてもらえるでしょう。

治療方針や最終的な効果次第で満足度も変わるので、「安ければ何でも良い」「高ければ100%治療効果が高いのだろう」と考えるのは禁物です。

4.検査の実施・結果報告

インプラント治療に限らず、どの治療法が最適かはひとりひとりの口腔内状況により異なります。

明確にやりたい治療が決まっていても、口内の状態次第では避けたほうがよいこともあるので、まずは検査が欠かせません。
どんな検査をするのか、それによって何がわかるのか、など事前に検査の内容をカウンセリングで教えてもらえれば納得度も高くなります。

また、検査結果を個別に教えてくれる歯科医院も多いので、検査結果がそろってから治療方針を決めることも可能です。
ある程度カウンセリングで選択肢を絞り込み、そこから最終決定するのは検査結果が出てからでも遅くはありません。

自分なりに納得できるまで相談できれば、安心して治療に臨めます。

インプラントのカウンセリングで忘れず伝えてほしい3つのこと

インプラント手術のカウンセリングで、必ず歯科医師に伝えてほしいことが3つあります。
体調に関わるため、下記のことは忘れず必ず伝えるようにしてください。

治療中の病気、アレルギーの有無

治療中の病気がある方、あるいはアレルギーを持っている方は、その旨を必ず伝えましょう。
インプラント手術は、切開を伴う外科手術であり、インプラント体には金属が使用されています。
外科手術は感染症の危険があるため、糖尿病や心臓病、骨粗鬆症といった全身疾患を抱えている方には、慎重な対応が必要になります。
また、インプラント体は、基本的に金属アレルギーを起こしにくい素材が使われていますが、それでも金属アレルギーを起こさないとは限りません。
インプラントができるかどうかにも関わるため、治療中の病気やアレルギーの有無については、しっかり伝えるようにしてください。

服用中の薬、妊娠の有無

インプラントの可否に関わるものには、服用中の薬があります。
例えば、全身疾患の治療のため、血流を良くする薬を服用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
インプラントは外科手術のため、このような薬を服用している場合は、血が止まりにくくなったり、切開した箇所の治りが遅く、感染症のリスクが上がったりということがあり得ます。
また、妊娠している方も注意が必要です。
直接的にインプラントとは関係ないものの、妊娠している方には、少なからず負担があります。
長期的な治療で、歯科医院に通うのが難しいということも、インプラント治療で使用する薬が胎児に影響を及ぼすことも考えられます。
服用中の薬がある方はできればサプリメントまで、妊娠している方は前期や後期に関わらず、相談してください。

希望しているスケジュール

希望しているスケジュールがある方は、カウンセリング時に歯科医師に相談しておきましょう。
インプラント体を埋入する手術そのものは、1日で終わります。
しかし、その下準備や経過観察まで含めると、半年や1年以上を要します。

年間を通して仕事が忙しい方や、結婚式のような大きなイベントが控えていてその準備に追われているような方だと、スムーズに治療が進まないことがあります。
そのため、治療を開始したい日程や、避けたい特定の曜日など、スケジュールに関しては忘れず相談するのがおすすめです。

カウンセリングを受けるときのポイント

インプラント手術のカウンセリングを受ける際、ポイントが3つあります。
それぞれ見ていきましょう。

聞きたいことを事前にメモしておく

インプラントのカウンセリングを受ける前に、聞きたいことがある方は、事前にメモにまとめておくのがおすすめです。
治療の流れや費用、使用する機器の安全性など、不安や疑問に思うことは多いでしょう。
しかし、カウンセリングで歯科医師の話を聞いているうち、あるいは検査を受けているうちに、そういった事柄が頭から抜け落ちてしまうことはあり得ます。
伝え漏れや聞き忘れがないように、スマートフォンや手書きのメモなどにまとめて、持参してください。

不安や疑問をそのままにしない

患者さんによっては、聞きたいことがあっても遠慮してしまったり、気が引けてしまったりすることがあるでしょう。
しかし、聞きたいことは、躊躇うことなく聞いてしまって構いません
不安や疑問などがそのままだと、インプラント手術に対して、ネガティブな印象のまま進んでしまいます。
インプラント手術が終わってしっかり噛めるようになるまで、「本当に治療に進んで良かったのだろうか…?」と、半年や1年近く苦しんでしまうかもしれません。
信頼できる歯科医師ほど、しっかり応えてくれるため、聞きたいことはカウンセリング時に訊ねてみてください。

インプラント症例を基に説明してもらう

インプラントのカウンセリングでは、症例を見せてもらえることがあります。
症例そのものは、歯科医院のホームページに掲載されていることが多いでしょう。
そのため、改めて確認する必要はないと感じるかもしれません。
しかし、実際の症例を基に、どのようにインプラントをするのかを説明してもらうと、説明から歯科医師の知識や技術などが見え、納得もしやすくなります。
不安や疑問がある方ほど、症例を基に説明をしてもらい、治療に進むかどうかを決めてください。

カウンセリング内容で歯科医院を判断する基準

どの歯科医院でインプラント治療しようか迷っているときは、カウンセリングの内容で決めるのが効果的です。

下記では、カウンセリング内容で歯科医院を判断する基準を紹介します。
歯科医院選びに迷ったときは、参考にしてみてください。

多様な治療法に対応しているか

多様な治療法に対応している歯科医院であれば、インプラント以外も含め複数の角度から治療法を提案してくれます。

また、いざインプラントにすると決まったとしてもオールオン4など、より精密な手腕が求められる治療に対応しているかは歯科医院により異なるので要注意です。
自分に最適な治療法があるか、豊富な選択肢があるかで歯科医院を選びましょう。
 

予算感に合わせて柔軟にプランを変えてくれるか

予算感に合わせて柔軟にプランを変えてくれる歯科医院であれば、治療方針が定まった後でも細かな相談が可能です。
例えば多様なインプラントメーカーに対応している歯科医院であれば、インプラント治療はそのまま続行しつつ、比較的お手頃な良いメーカーを紹介してもらえます。

プラン内容が明確で料金形態がわかりやすい歯科医院も、金銭的な不安をなくせるので安心して通えるのがメリットです。
口頭だけでなく資料で予算感を提示してくれたり、最終的に必要な金額をまとめて教えてくれたりする歯科医院もおすすめです。

とはいえ、安価なインプラントメーカーにはデメリットがあったり、事前の見積りはあくまでも見積りであって、最終的な支払額でなかったりすることも多いので注意しましょう。
治療法を決める際の一つの選択肢として「予算感に合った治療法」を掲げ、納得できるプランにするのが先決です。
 

メリットだけでなくデメリットも教えてくれるか

治療法や使うメーカー・素材に合わせて、メリットだけでなくデメリットも教えてくれる歯科医院だと信頼度が上がります。
例えばインプラント治療だけ取っても、下記のようなメリット・デメリットがあります。

電卓と歯の模型

【インプラント治療のメリット】
・自分の歯に近い感覚にできる
・見た目の審美性が高い
・顎の骨が痩せるのを防ぎやすい
・健康な歯を削る必要がない

【インプラント治療のデメリット】
・保険適用外の治療法なので費用が高い
・治療期間が長い
・手術が必要

歯を良くしようとして来院しているため、ついメリットばかりに目が向いてしまいますが、デメリットについても事前に理解しておくことが大切です。
デメリットよりメリットの方が上回っているか考え、十分納得できるのであれば治療してもらいましょう。

何でも質問しやすい雰囲気があるか

何でも質問しやすい雰囲気があり、質問したときに快く答えてくれるか次第で歯科医院を決める方法もあります。
治療効果を第一に据えつつ、次に安心感や納得感を重視したいのであれば、カウンセリング時間を多めに確保して質問に応えてくれる歯科医院にするとよいでしょう。
「言い出しにくいまま治療が始まってしまった」「不安がいっぱいだが、おすすめされた治療法のまま進んでしまった」という事態を防げます。

まとめ

インプラント治療の前後はできる限りカウンセリング時間を確保してもらい、不安や心配事を全て相談しておくのがおすすめです。

当然ながら、インプラント治療のカウンセリングを受けたからといって必ずしもインプラント治療をしなくてはいけないわけではありません。
自分が納得できる治療法を見つけるため、丁寧に伴走してくれる歯科医院を見つけることが先決です。

信頼できる歯科医院が見つかれば、先々かかりつけ歯科医院として何でも相談できる関係性になるので、早い段階で見つけておくとよいでしょう。

 

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