
2022年12月26日
歯茎が炎症を起こすと、少し触っただけでも出血するようになります。歯茎の炎症を起こす歯肉炎や歯周炎を総称して「歯周病」と呼びますが、歯周病はさまざまな原因で起こります。
一番多いのが歯磨き不足によるプラークの蓄積によるものですが、これだけが原因の場合には、歯磨きを2、3日しっかりと行うことで大抵の場合には出血しなくなってきます。
ところが、そこに歯石が溜まっていたり、合わない詰め物や被せ物が入っていたりすると、歯磨きをしていてもなかなか炎症が落ち着かなくなってきます。また、妊娠中にはホルモンの関係で歯茎の炎症が起こりやすくなります。
ちなみに、歯茎の出血の9割以上は歯周病が原因だと言われています。
血の流れを良くするワーファリン、バイアスピリンなどの薬を飲んでいる場合、歯茎から出血しやすくなります。
糖尿病、血液の病気(白血病、血友病、再生不良性貧血、血小板減少性紫斑病)、ネフローゼ症候群などでは歯茎から出血しやすくなります。
ビタミンCが欠乏することにより、血管壁が弱くなって出血しやすくなります。
また、出血の程度がひどい場合には、歯科だけの原因ではなく、全身疾患などの可能性もありますので、内科も受診されることをおすすめします。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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