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歯茎から血が出る原因は?

歯茎の出血というのは、特に珍しいことでもなく、誰でも何度も経験したことがあるのではないかと思います。歯茎からの出血がしょっちゅうある人は、慣れてしまって特に問題だと考えなくなってしまうことがありますが、実は歯茎からの出血は歯茎や体の重要なサインであることも多いため、注意が必要です。

今回は、歯茎が出血する原因、そしてその対処法についてご紹介します。

歯茎から出血する原因

歯茎から出血する原因としては次のようなものが考えられます。

歯茎の炎症(歯周病)

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歯茎が炎症を起こすと、少し触っただけでも出血するようになります。歯茎の炎症を起こす歯肉炎や歯周炎を総称して「歯周病」と呼びますが、歯周病はさまざまな原因で起こります。

一番多いのが歯磨き不足によるプラークの蓄積によるものですが、これだけが原因の場合には、歯磨きを2、3日しっかりと行うことで大抵の場合には出血しなくなってきます。

ところが、そこに歯石が溜まっていたり、合わない詰め物や被せ物が入っていたりすると、歯磨きをしていてもなかなか炎症が落ち着かなくなってきます。また、妊娠中にはホルモンの関係で歯茎の炎症が起こりやすくなります。

ちなみに、歯茎の出血の9割以上は歯周病が原因だと言われています。

薬の副作用

血の流れを良くするワーファリン、バイアスピリンなどの薬を飲んでいる場合、歯茎から出血しやすくなります。

全身的な病気が潜んでいる

糖尿病、血液の病気(白血病、血友病、再生不良性貧血、血小板減少性紫斑病)、ネフローゼ症候群などでは歯茎から出血しやすくなります。

ビタミンC欠乏症

ビタミンCが欠乏することにより、血管壁が弱くなって出血しやすくなります。

歯茎の出血への対処法

歯茎から出血する場合、まずはプラークをしっかりと落とすことをやってみましょう。歯茎が炎症を起こしている場合には、歯ブラシが触れるだけでも痛いので、やわらかめの歯ブラシを使って、優しくブラッシングするようにしてみてください。

プラークが原因ならば、通常2、3日もすれば出血は治ってきます。もしちゃんと磨いていても出血があるようであれば、歯石や詰め物・被せ物の不適合といった問題も考えられますので、歯科で一度みてもらいましょう。

また、出血の程度がひどい場合には、歯科だけの原因ではなく、全身疾患などの可能性もありますので、内科も受診されることをおすすめします。
  

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