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インプラントにクリーニングは必要?

インプラントは、人工的な歯であることから「虫歯にならないし、ダメになることはない」と思われていることがあります。その結果、インプラント周囲のお手入れが疎かになり、残念ながらインプラントが長持ちしないケースもあるようです。確かにインプラントは虫歯にはならないのですが、お手入れを怠ることは確実にインプラントをダメにする原因になります。
今回はなぜインプラントにとってクリーニングが大事なのか、ということについてご紹介します。

インプラント周囲の清掃が十分でないと起こること

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インプラントは人工物ではありますが、決してお手入れを疎かにしても大丈夫、というわけではありません。確かに虫歯のリスクというのはないのですが、インプラントが骨に埋まっている性質上、天然の歯と同様に、歯周病の状態を起こすことがあるからです。

インプラントの歯周病の状態をインプラント周囲炎と呼びますが、この状態になってしまうと、インプラントを支えている骨が溶けてしまい、やがてはインプラント自体が抜け落ちてしまいます。

しかも、インプラント周囲炎は特に初期の段階ではなかなか症状を起こしづらく、また進行しやすいので、一度かかると一気に進んでしまうことも珍しくありません。

歯磨きだけでは不十分?

インプラント周囲を清潔に保つ目的ならば、歯磨きだけではダメなのだろうか?と思われる人もいるかもしれません。確かに毎日行う歯磨きというのは一番大事なもので、絶対に欠かせないものです。ですが、歯磨きだけではどうしても取りきれない汚れというのは天然の歯においても出てきます。

よく、「毎日しっかりと歯磨きしているのに、虫歯や歯周病になってしまう」と嘆く人がいますが、これはまさに、歯磨きだけでは汚れが取りきれず、その取りきれない汚れがトラブルを起こしている、という証拠でもあります。

研究結果によると、歯磨きだけで落とせる汚れは、歯ブラシのみで清掃した場合全体の6割程度だと言われています。デンタルフロスなどの補助用具を使えば、汚れの除去率はある程度高まりますが、やはり100%まで落とすことはどうしても不可能です。

このような取り残しに関しては、歯科医院の特殊な器具でプロが丁寧に隅々までお掃除をすることで、きれいに落とし切ることができます。

インプラントをした方は定期的なクリーニングが必要不可欠

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歯磨きだけではどうしても全ての汚れを取り切ることは難しいため、歯やインプラントを健全に保つためには、定期的な歯科でのクリーニングが欠かせません。おそらく、普通に歯磨きだけを実践している場合でも、「特に自分は問題ないので大丈夫」と感じられるかもしれませんが、歯周病やインプラント周囲炎というのは、ひどくならないと自覚症状が出ないことが多く、いざ気づいた頃には手遅れになっているということも少なくありません。

ぜひ、そういうことにならないためにも、インプラントを受けた方は定期的なチェックとクリーニングを欠かさないようにしましょう。インプラントはきちんとお手入れをすれば半永久的に持たせることが可能な治療です。
しっかりとお手入れし、いつまでも快適なインプラント生活を送っていきましょう。

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