
2022年5月11日
アルツハイマー型認知症も歯周病との関連があることがわかってきており、歯周病を適切にケアすることで認知症予防効果も期待できる可能性があります。
そして、このアルツハイマー型認知症は、歯周病と関連があると言われているのです。
アルツハイマー型認知症は、異常なタンパク質が脳内に溜まり、それが健全な神経細胞に損傷を与えることで起こると考えられています。この異常タンパク質は、歯周病菌、もしくは歯周病菌が作り出す毒素が血中に入ることでも作られることがわかっています。
これはつまり、歯周病をコントロールしていくことで、アルツハイマー型認知症のリスクを下げられる可能性があるということです。
アルツハイマー型認知症の原因となる異常タンパク質が脳に溜まり始めてから認知症を発症するまでには、25年くらいかかることがわかっています。
アルツハイマー型認知症を発症する年齢の平均は大体70歳くらいなので、そこから計算すると大体45歳くらいまでには対策を始めておきたいところです。ですが、歯周病というのは大体30代くらいから発症する人が多く、進行性であることを考えると、20代のうちから始めるのがベストだと言えるでしょう。
しかし、たとえ若いうちから十分な対策を始めていなかったとしても、きちんと治療をしてコントロールできれば、アルツハイマー型認知症のリスクを下げることは可能です。
歯周病を予防するため、そして悪化させないようにするためには、定期的にお口のクリーニングを行うことが大事です。自宅での歯磨きだけではどうしても取り残しが出てしまい、それが歯周病を発症させる原因になるからです。
健康な歯、歯茎を保つためにも定期的なメインテナンスは欠かさないようにしましょう。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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