
2022年4月8日
タバコの煙には一酸化炭素が含まれます。一酸化炭素は組織への酸素の供給を妨げてしまいます。また、ニコチンは血管を収縮させる作用があるため、歯茎の組織が酸欠となってしまいます。
歯茎の血流が悪くなることにより、免疫が低下しますので、歯周病が発症しやすく、進行しやすくなります。
タバコを吸うと、交感神経が活性化され、唾液の分泌が抑えられます。その結果、口腔内の自浄作用が低下し、細菌が繁殖しやすい環境になるため、歯周病のリスクが高くなります。
タバコを吸うとヤニが歯の表面に付着します。ヤニは歯ブラシで落とすのが困難で、ついたままにしていると、そのベタベタした表面にプラークが溜まりやすくなり、歯周病のリスクを高めます。
タバコに含まれるニコチンは、傷の治りを促す細胞の働きを抑制してしまうため、治療後の傷の治りを悪くしてしまいます。そのため、歯周病の治療を行なってもその効果が出にくくなってしまいます。
歯周病の初期症状は、歯茎の腫れ、出血ですが、タバコを吸っていると血管が収縮してしまい、血流が悪くなってしまうので、例え歯周病にかかってしまったとしてもそのような症状が出にくくなります。
そのため、患者さん自身が異変を感じないということになってしまい、歯周病の発見が遅れてしまうことがよくあります。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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