
2022年9月29日
今回は、歯垢と歯石の違いについてご紹介します。
実際のところ、お口の中というのは多くの細菌が住んでおり、全ての細菌が歯にくっつくというわけではなく、ほとんどの場合は唾液によって流されます(自浄作用)。ところが、唾液の流れの悪いところには溜まりやすくなります。また、唾液が少ない場合や、細菌の餌となる糖分を多く摂取した場合にも溜まりやすくなります。
歯垢は、浴槽につくヌメりのようなものですので、くっつくと水で流しても取れません。そのため、歯ブラシでしっかりとこすり落とす必要があります。歯垢がついたままになっていると、虫歯や歯周病を引き起こす原因となりますので、注意しましょう。
歯石になると、歯ブラシでも落とせなくなってしまいますので、歯科医院で専用器具を使って落とす必要があります。
歯石を放置していると、そのざらざらした表面に歯垢がくっつきやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを高めることになりますし、硬さを増して非常に取りづらくなり、歯石を取るのに苦痛を伴いやすくなるため、歯の表面を舌で触ってみてザラザラするようであれば、早めに歯科医院で落とすことをお勧めします。
歯石のつきやすさには個人差もありますが、一般的には3ヶ月〜6ヶ月に一度は歯石取りをすることが推奨されています。
ただし、どんなに気をつけてケアをしても、歯ブラシが届かないところというのはどうしても出てしまいます。そのため、毎日のケアに加えて、歯科医院でのプロによるクリーニングを続けていくことが歯と歯茎の健康を維持するためには必要になってきます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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