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【名古屋】オールオン4がおすすめな人4選|特徴・メリットは?

名古屋市でインプラント治療を行う吉岡歯科医院 副院長の吉岡登史彰です。

オールオン4は、天然歯のほとんどが抜けてしまっている人でも選択できるインプラントの治療法です。
本記事では、オールオン4のメリット・デメリットを解説します。
オールオン4がおすすめな人の特徴にも触れていくので、ぜひ参考にしてみましょう。

オールオン4とは

オペ室

オールオン4とはインプラント治療法のひとつであり、最小4本のインプラントで片顎全ての歯を補える手法です。
片側の顎に最小本数4本のインプラントを埋め込み、そのうえで全体的に噛めるような固定式の義歯を装着します。
これまで、歯のほとんどがない(もしくは抜歯しなくてはいけない)場合、1本の歯につき1本のインプラントを埋入する必要がありました。
そのため、全ての歯をインプラントにする場合は28~32本程度のインプラントを埋入しなくてはならず、技術的・身体的・金銭的な負担が大きいことから「インプラントはできない」と断る歯科医院も多かったでしょう。
隣り合う歯が健康かつ一定の本数がないとブリッジなどの治療法も選択できないので、丸ごと付け外し可能な、いわゆる「総入れ歯」にするしか選択肢がないことが懸念され続けていました。
しかし、オールオン4という治療法が確立したことで、歯がない方でも安定した義歯をつけることが可能になっています。
歯が不足していてインプラント治療を断られた場合でも、オールオン4対応の歯科医院であれば治療に踏み切れる可能性があるので相談してみましょう。

オールオン4が向いている人

オールオン4が向いている人は、下記の通りです。

・歯が全て抜けてしまっている人
・歯のほとんどが重度の虫歯や歯周病に罹患していて抜歯が必要な人
・抜く必要のない健康な歯が少ない人
・今現在総入れ歯をしている人

オールオン4は、1~2本だけインプラントにしたい方には向いていない方法です。
最小4本のインプラントを埋入するということは、それだけ広範囲をインプラントにする手法ともいえるので、1~2本だけインプラントにしたいのであれば通常のインプラント治療でよいでしょう。
反対に、歯が全て抜けてしまっている人や、虫歯・歯周病の症状が重くて今後ほとんどを抜歯しなくてはいけなさそうな人はオールオン4向きです。
場合によっては健康な歯を抜いてインプラント治療できる土壌を整えるケースもあるので、抜く必要のない健康な歯の本数で決めることもあります。

オールオン4のメリット

笑顔の女性

下記では、オールオン4のメリットを解説します。総入れ歯や1本ずつのインプラントと比較してどのようなメリットがあるのか、理解していきましょう。

天然歯に近い噛み合わせになる

オールオン4では、総入れ歯にはない天然歯のような噛み合わせを手に入れられます。
噛んだときの力をしっかり顎の骨が受け止めてくれるので違和感がなく、総入れ歯のように使用とともにズレが生じてしまうこともありません
適切な噛み合わせがかなうと食事時の咀嚼がしやすくなり、丸飲みになって消化器官を痛めたり、早食いになったりすることもありません。
その分顔周りの筋肉も発達しやすくなるので、衰えを防いでいつまでも若々しくいたり顎の骨を太くして口周りの弛緩を防いだりする効果も発揮されます。
人口歯にセラミックを選択するなど工夫していけば耐久力も高められるので、長期的な使用にも向いています。

発音への影響が少ない

歯がズレてしまうことがないので、発音への影響が最小限で済むのも大きなメリットです。
「滑舌が悪いと年齢以上に老けて見える」「ハキハキとスムーズにしゃべりたい」というときこそ、オールオン4を検討してみましょう。
合わない入れ歯を使うことによる痛みや違和感もなく、粘膜に刺激が加わらないからこそ綺麗な発音になります。
また、見た目の美しさにも優れているのでパッと見では義歯とわかりにくく、「入れ歯」感がないのも特徴です。

体への負担が少ない

もともとの歯があった場所に合わせて1本1本インプラントを埋入する場合、どうしてもインプラントの数が多くなって体に負担がかかります。
総入れ歯にする場合は手術の負担がかからない一方、少しずつズレが生じて噛み合わせが悪くなったり変に力が入ることで頭痛や肩こりの原因になったりすることもあるので注意しておきましょう。
一方、オールオン4では埋め込むインプラントの本数を最小4本に抑えられるので、顎や全身への負担を最小限にできます
さらに手術後のリスクも少なくなるので、精神的な負担も軽減しやすくなるでしょう。

治療費を抑えられる

インプラントを1本ずつ全て埋入する場合、その分治療費が高くなりがちです。
その点、オールオン4ではインプラントの埋入本数を最小限に抑えながら多くの義歯を作れるので、費用面のメリットも得られます。
保険適用外の治療法なのでそもそもの金額が高く感じられるかもしれませんが、いずれインプラントにすることを検討しているのであればオールオン4にした方が安くすむことが多いでしょう。

オールオン4のデメリット

優れた治療法であるオールオン4にも、デメリットがあります。下記でひとつずつ解説します。

治療を受けられる歯科医院が限られている

オールオン4は極めて専門性の高い治療法であり、歯科医院の設備も歯科医師の技量も求められます。
対応している歯科医院は決して多くなく、歯科医院全体の割合から見るとまだまだ限られているのが現状です。
インプラントに対応している歯科医院でもオールオン4には対応していない、もしくはお口の状態によって断られてしまう、というケースも珍しくありません。
そのため、手術後のメンテナンスやチェックのために通院することも加味しながら、自宅・職場の近くで最適な歯科医院を見つけるところから始める必要が出てきます。
名古屋周辺の方、もしくは名古屋まで足を運べるという方は、まずは当院にご相談ください。
インプラント専門医が在籍していたり、オールオン4の実績も豊富だったりするので、過去の事例を紹介しながら治療計画を練ることが可能です。

歯を抜く必要がある

オールオン4は、歯が1本もない状態を基本とする治療法です。
天然歯が残っている場合はまとめて義歯を被せられないので、手術開始前にあらかじめ抜歯しておく必要があるので注意しましょう。
一方、通常の1本ずつ埋め込むインプラントであれば失った歯の部分にだけ適用できるので健康な歯を抜く必要がありません。
もしオールオン4にする場合、健康な歯を何本抜く必要があるのか、既存の歯が重度の虫歯・歯周病に罹患しているなど抜歯した方が良い状態でないかなどを考えておくことが大切です。

歯がないまま放置するのはとても危険!

考え込む若い女性

総入れ歯もせずインプラントもせず、歯がないなら潔くそのままにしようと考える方もいますが、高いリスクがあることを知っておきましょう。

・噛み合わせのバランスが崩れてしまう
・十分に咀嚼できなくなる
・固いものや熱いものが食べづらくなる
・年齢とともに嚥下能力の低下が加速的に進みやすい
・顎の骨が変形して顔の見た目が変わる
・失った部分の両隣の歯が傾く

一時のことだけを考えればたいした不便さを感じないかもしれませんが、実は将来的なリスクが高くなるので要注意です。
歯がないと十分に咀嚼できず丸飲みになりやすいこと、柔らかい食事ばかりに偏りやすく嚥下能力も顎の力も弱まりやすいので、要介護リスクが高くなるという研究も出てきました。
歯がない状態を決して放置せず、インプラントもしくは他の義歯を使うよう検討していきましょう。

まとめ

オールオン4という治療法が確立したことで、歯がない人でもインプラント治療を選択できるようになりました。
歯がないと「今更歯科医院に行くのが恥ずかしい」「どうせ今からできる治療法なんてない」と諦めてしまいがちですが、技術の進歩とともに選択肢も増えているので、名古屋周辺でインプラント治療にお悩みの方は、まずはお気軽に当院までご相談ください。

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