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高齢者の死因No.1誤嚥性肺炎は歯周病菌が原因?

歯周病菌は歯を失う原因トップを占める病気ですが、近年では歯を失わせるだけでなく、体のさまざまな病気を引き起こすことが次々に明らかになってきています。

今回は、その中でも高齢者の死因となることの多い誤嚥性肺炎と歯周病の関係についてご紹介します。

誤嚥性肺炎とは

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現在、高齢者の方がお亡くなりになる原因のトップを占めているのは、誤嚥性肺炎というものです。
これはどのようなものかというと、本来入るべきでないお口の中の唾液や食べ物などが誤って気道から肺の方へ行ってしまうことで肺炎を起こしてしまうものです。

通常、健康な人の場合、お口周囲の機能が正常に働き、気管の方にはものが行かないようになっていますし、たとえ空気以外のものが気管の方へ行ってしまったとしても、反射機能が働くことによって排出されますが、高齢者の場合にはお口周囲の機能も反射機能も衰えているため、そのまま入っていってしまうことがあり、それによって肺炎が引き起こされます。

歯周病と誤嚥性肺炎との関係

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誤嚥性肺炎になった人の原因を調べてみると、歯周病菌が原因になっていることが多いことがわかっています。多くの場合は、眠っている間に唾液が肺へ流れてしまうことで起こると言われており、日中でも食事中に入ってしまうこともあります。

歯周病というのは、成人の8割以上がかかっていると言われているほどありふれた病気ですので、高齢者の場合はほぼ100%近い人がかかっていると考えられます。ところが、歯周病というのは痛みなどの自覚症状を感じづらいので、実際に歯周病であることに気づかず、適切な治療やケアを受けていない人は多くいると考えられます。

誤嚥性肺炎のリスクは歯周病ケアで下げられます

例え歯周病にかかっているとしても、歯周病治療を定期的に受けること、毎日のケアを丁寧に行うことで誤嚥性肺炎のリスクを下げることができます。

ご家庭で毎日できるケアとしては、具体的には、歯の周囲にたまる歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌の塊を放置しないこと、そして、歯磨きの際にできるだけきれいに落とすことが大事です。その際、ただ磨く、というのではなく、歯と歯茎の境目、歯と歯の隙間といった歯垢の溜まりやすい場所を狙って落とすようにしましょう。また、歯と歯の間の隙間は、歯ブラシでは落としきれないため、歯間ブラシやデンタルフロスを使って落とすようにしましょう。

高齢者の場合は、入れ歯を使用していることも多いため、毎日入れ歯をすみずみまで丁寧に洗うことも大事です。

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