
2022年10月31日
今回は歯石取りが苦手だという方のために、歯石取りの際になるべく痛みを感じないための秘訣についてご紹介します。
通常だと触れて痛みが出ない程度の刺激でも、歯茎に炎症がある場合だと少しでも器具が歯茎に触れると敏感に感じてしまいます。
歯石は、歯の周囲に溜まったプラークが、唾液のミネラル成分によって石灰化し、硬くなったものです。歯石は、放置されているほど硬くなり、だんだんと取りにくくなっていきます。溜まってまもない歯石の場合には、歯石取りの器具・機械で簡単に落とすことができますが、年季の入った歯石の場合、かなりパワーをあげるか、擦らなければ取れず、痛みを感じやすくなります。
歯茎というのは、ちょっとでも炎症を起こしていると痛みを感じやすいものです。歯茎は歯の周囲にプラークが溜まっているとすぐに炎症を起こしてしまいますので、歯石取りをする数日前くらいから、特に念入りにブラッシングをしておくことをおすすめします。もちろん、これは歯周病を悪化させないためにも、普段から日常的に行っておくことが大切です。
歯石は硬くなればなるほど、取るのに労力を必要とし、痛みを感じやすくなるため、できるだけ、歯石が硬くならないうちに取るのがおすすめです。歯石のつきやすさには個人差があるので、歯石を取るタイミングについては、担当医と相談してみるとよいでしょう。
痛みを感じやすい方の場合、麻酔をして行うことも可能ですので、担当医に相談してみましょう。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
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