歯周病治療

インプラント治療は歯周病治療

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5.インプラント治療は歯周病治療

もはやインプラント治療は先進国における歯周病治療の標準治療。世界中の歯周病の患者さんがインプラントを用いて問題解決に取り組んでいます。
「お金持ちの治療?手術が怖い?私には関係ない?」
先入観が、貴方の歯周病治療を邪魔しないよう、丁寧に解説します。

残存歯を保護するのはインプラント

残存歯を保護するのはインプラント
せっかく歯周病戦争に勝利して歯周補綴治療に入っても、周囲の骨は既に減っており、残った歯も手負いの状態です。
再建するにも、手負いの彼らにブリッジや入れ歯で支えを求めるのは限界があります。結局支えを求められた歯がダメになってしまう事は良くある話です。
事実、歯の欠損に対し、治療後にどれだけ残存歯が無事に残ったかを研究した論文がでており、その中で入れ歯と入れ歯無しはあまり結果に差が出ない一方で、インプラント治療を行った群は、明らかにその後の残存歯の喪失を防止できているという結果が出ています。
片側遊離端欠損患者における残存歯の負担軽減
IFD:インプラント義歯
RPD:床義歯
NR:無処置経過観察

引用:Retrospective investigation of the remaining teeth status of patients with implant-supported fixed partial dentures in unilateral free-end edentulism
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1883195813000923#fig0005

厚生労働省も認めるインプラントの優位性

厚生労働省も認めるインプラントの優位性
一般的に、インプラントは入れ歯よりも良い治療であると言われています。この事実は厚生労働省のホームページ内でも、国民向けに広報されています。
Q1:無歯顎治療において、インプラント支持固定式・術者可撤式補綴装置(ボーンアンカードブリッジ) による治療は、従来の全部床義歯よりも有効であるか?
A1:ボーンアンカードブリッジは全部床義歯に比較して、患者の総合的満足度、発音機能、審美性、咀嚼 機能、食事の快適性(食品選択能力)に優れる。
Q3:遊離端欠損の治療において、インプラント治療法は部分床義歯より有効であるか?
A3:片側遊離端欠損において、インプラント義歯の方が部分床義歯より天然歯に近い咬合力を獲得し、か つ左右で均衡した咬合力が回復される。また遊離端欠損患者において、インプラント義歯は、床義歯に比 べて、口腔関連 QOL が高い。

引用:歯科インプラント治療のためのQ&A-厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/shika_hoken_jouhou/dl/01-02.pdf

でもこれはあくまで一般論。あなたにとってはどうなのか?具体的にはCTなどの検査を通して明らかにする必要があります。
歯周病治療を行う際には、そもそも最終的にはインプラントができるのかどうか?そこまで見通しを立てて臨めると理想的ですね。

歯周病で骨が無くなり過ぎると、インプラントはできなくなる

歯周病で骨が無くなり過ぎると、インプラントはできなくなる
「前医にて、歯周病でグラグラの歯を限界まで残してもらっていたが、いよいよ抜歯となった。『骨がないからインプラントはできません。』と言われてしまった。」
当院を訪れる患者さんで最も多い訴えです。
インプラント治療という選択肢がある現代、「歯を守る」だけでなく「骨を守る」ことも大切です。
歯周病でたくさんの骨を失うと、インプラントは埋められません。この場合「骨造成治療」で失った骨を再獲得することで、インプラント治療を可能としますが、患者さんは追加の費用、時間、外科的なリスクを背負うことになります。
また、著しく状態が悪いと、骨造成治療もできず、インプラント治療そのものを諦めなければならなくなります。
ちなみに、インプラントをせず入れ歯による治療を選択した場合であっても、残存骨量は重要です。骨が減った顎は入れ歯が安定しなかったり、痛みが出やすかったりします。
より早めに歯科医院を受診し検査を受けることで、余計な負担を減らしたり、治療の可能性を守ることができますので、ぜひ早めの受診を心がけましょう。

インプラント・骨造成の実績が十分な歯科医院へ

インプラント・骨造成の実績が十分な歯科医院へ
「前の医院は何でもっと早く抜いてくれなかったんだろう。」
「こんなに悪いって教えてくれれば早く抜いたのに。」

インプラント治療・骨造成治療は、歯科大学でもほぼ習いませんので、「どれだけ骨が残っていれば、インプラントができるのか?骨造成治療ができるのか?」は、一般的な歯科医師では分かりません。
これからの時代、歯周病治療から抜歯、そしてインプラント治療にスムーズに移行できるようなマネジメントが大切です。もはや、歯周病治療はインプラント治療とセットなのです。
もし今、インプラントをするつもりがなかったとしても大丈夫。むしろその段階で、将来のご自身のために、インプラント治療と骨造成治療の経験が豊富な専門の歯医者さんに、一度ご相談されると良いでしょう。

いかがでしたか?歯周病治療とインプラント治療は切っても切れない関係にあります。歯周病の方は、なるべく早めに一度インプラント・骨造成の得意な先生に診てもらいましょう。

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